嘆きの壁を壊して消えたはずの黄金聖闘士12人が、北欧の地アスガルドでよみがえる。『聖闘士星矢 黄金魂 -soul of gold-』は、そんな「もしも」から始まるアニメです。『聖闘士星矢』(車田正美)30周年記念作品として東映アニメーションとブリッジが制作し、2015年に配信された全13話のWebアニメで、原作のハーデス編と同じ時間の出来事として描かれます。この作品から、主人公の獅子座のアイオリアと、アスガルドで出会うリフィア、アンドレアス、神闘士たち計9人を、ソーシャルスタイル(コミュニケーションの取り方で人を4タイプに分ける考え方)で分けました。神闘士6人は、信念を言い切る側と、感情を見せずに動く側に、ちょうど半分ずつ分かれました。この記事では、各キャラをそのタイプに分けた理由と、16タイプで考えるとどれに近いかを紹介します。ロキに操られた人々や、手段を選ばない神闘士も、ほかのキャラと同じ基準で分けています。タイプ分けは、その行いを持ち上げたり認めたりするものではありません。
※この記事は、アニメの最終話(第13話)までの内容に触れます。
4タイプの特徴はソーシャルスタイルとは?4タイプの特徴と付き合い方で詳しく説明しています。
9人と、黄金聖闘士たち11人のタイプ一覧

4象限図は、下で詳しく紹介する9人です。表には、アイオリア以外の黄金聖闘士11人を、聖域編・ハーデス編の記事と同じタイプで載せています。
| キャラ | ソーシャルスタイル | 16タイプで考えると(筆者の推測) |
|---|---|---|
| アンドレアス・リーセ | ドライバー | ENTJ |
| グリンブルスティのフロディ | ドライバー | ESTJ |
| グラニルのシグムンド | ドライバー | ISTJ |
| 獅子座(レオ)のアイオリア | エミアブル | ESFJ |
| リフィア | エミアブル | ISFJ |
| タングリスニルのヘラクルス | エクスプレッシブ | ESTP |
| ニーズヘッグのファフナー | アナリティカル | INTP |
| エイクシュニルのスルト | アナリティカル | ISTJ |
| ガルムのウートガルザ | アナリティカル | ISTP |
| 牡羊座のムウ | アナリティカル | INTP |
| 牡牛座のアルデバラン | エクスプレッシブ | ESFP |
| 双子座のサガ | ドライバー | ENTJ |
| 蟹座のデスマスク | エクスプレッシブ | ENTP |
| 乙女座のシャカ | アナリティカル | INFJ |
| 蠍座のミロ | エクスプレッシブ | ESTP |
| 射手座のアイオロス | アナリティカル | ISFJ |
| 山羊座のシュラ | ドライバー | ESTJ |
| 水瓶座のカミュ | ドライバー | INTJ |
| 魚座のアフロディーテ | アナリティカル | ISTP |
| 天秤座の童虎 | エクスプレッシブ | ENFJ |
タイプ分けは、作中の言動をもとにした筆者の考察で、公式の設定でも、作者の意図でもありません。タイプに優劣はなく、キャラの良し悪しを決めるものでもないので、推しが意外なタイプでも、ひとつの見方として楽しんでもらえたらうれしいです。「別のタイプでは?」というご意見も歓迎です。
16タイプは、作中の言動から筆者がファンとして推測したものです。本来は本人が質問に答え、結果を自分で確かめるものなので、キャラの性格を楽しむための目安として読んでください。MBTIはMyers & Briggs Foundationの登録商標です。4タイプはまわりから見える振る舞い、16タイプは内面の好みの推測なので、2つがずれて見えるキャラもいます。ネットの無料診断(16Personalitiesなど)は、正式なMBTIとは別のものです。詳しくは日本MBTI協会「MBTIとは」をご覧ください。
ドライバー:アンドレアス・リーセ、グリンブルスティのフロディ、グラニルのシグムンド
アンドレアス・リーセ(ドライバー)
病に倒れたヒルダに代わって、アスガルドの地上代行者になった男です。もとはワルハラ宮殿の宮廷医師で、投獄されたシグムンドを気にかけるなど、心やさしい人物でした。けれど、復活したロキの依代とされ、大樹ユグドラシルをよみがえらせて、アスガルドを豊かな土地に変えていきます。神闘士たちを呼び集めて黄金聖闘士の迎え撃ちに向かわせるなど、穏やかな物腰のまま本心を見せず、命令を下して周囲を動かすので、ドライバーに入れました。
大きな計画を描き、それを形にするために組織を動かすところは、16タイプで考えるとENTJが近そうです。
グリンブルスティのフロディ(ドライバー)
神闘士のリーダー格です。古くからオーディーンに仕えてきた家の出身で、正義感が強く、何より神闘士であることに誇りを持っています。幼なじみのリフィアにひそかに思いを寄せていますが、その思いは口にせず、アスガルドを守ることがリフィアを守ることだと考えて、彼女の訴えを退けます。自分の信じる務めを曲げずに前に出て戦うので、ドライバーに入れました。
家と国を守る役目を何より大切にし、決まりに従って行動するところは、ESTJが近そうです。
グラニルのシグムンド(ドライバー)
アニメ版のアスガルド編に登場したジークフリートの兄で、かつては神闘士候補の筆頭でした。小細工や卑怯な手段を嫌う武骨な闘士で、正面から相手を叩きつぶす戦い方を信条にしています。シグムンドの分類は迷いました。スルトが罠を仕掛けたときには、はっきりと嫌悪を見せていて、感情を表に出すエクスプレッシブにも見えます。けれど、ふだんのシグムンドは多くを語らず、気持ちより「正々堂々」という筋で物事を判断します。自分の信じる戦い方を貫き、それに合わないものは受け入れない。この振る舞いを決め手に、ドライバーに入れました。
自分の守ってきた筋を曲げず、まっすぐに戦い続けるところから、ISTJに近いと考えます。
エクスプレッシブ:タングリスニルのヘラクルス
タングリスニルのヘラクルス(エクスプレッシブ)
神闘士の中でいちばんの怪力の持ち主です。戦いを生きがいとし、自分の力がどこまで通じるか試したいと考えています。童虎のうわさを聞いて闘技場に乗りこみ、アルデバランと戦いました。相手に全力を出させるためなら手段を選ばない危うさもありますが、最後は自分を倒したアルデバランに敬意を示しました。戦う喜びも相手への敬意も、そのまま表に出すので、エクスプレッシブに入れました。
強い相手との勝負そのものを楽しみ、その場で全力をぶつけるところは、16タイプで考えるとESTPが近そうです。
エミアブル:獅子座(レオ)のアイオリア、リフィア
獅子座(レオ)のアイオリア(エミアブル)
この作品の主人公です。アスガルドでリフィアに助けを求められますが、聖戦に戻ることを考えて、何度も申し出を断ります。けれど、リフィアが捕まりそうになると、迷わず彼女を守るために立ちはだかりました。最後は、兄アイオロスの形見のペンダントをリフィアに渡し、これからも見守るという思いを伝えて消えていきます。目の前の人の思いを受け止め、怒りもやさしさも、まっすぐ言葉と態度に出して、その人のために動くので、エミアブルに入れました。聖域編の記事と同じタイプです。
仲間や守るべき人を大切にし、誓いを守ろうとするところは、16タイプで考えるとESFJが近そうです。
リフィア(エミアブル)
この作品のヒロインで、ワルハラ宮殿で働く16歳の侍女です。病床のヒルダから託された使命を果たすため、まわりに助けを求め続けますが、反逆者として捕まってしまいます。それでもあきらめず、黄金聖闘士たちと共にユグドラシルへ向かいました。最後の戦いでは、祈りで黄金聖衣に輝きを取り戻させます。自分が前に出て戦うより、人に願い、祈り、支えることで力を発揮します。そして、その願いを隠さず、まっすぐ言葉にして訴え続けるので、エミアブルに入れました。
託された務めを、目立たなくても最後まで果たそうとするところは、ISFJが近そうです。
アナリティカル:ニーズヘッグのファフナー、エイクシュニルのスルト、ガルムのウートガルザ
ニーズヘッグのファフナー(アナリティカル)
アンドレアスのもとで、ユグドラシルの研究を任されている神闘士です。研究のためなら人体実験もいとわないため、神闘士の中で最も残虐な男と言われています。戦いでも、自分の手は下さず、はかりごとで相手を倒そうとします。感情を見せずに、仕組みと結果だけを見て動くので、アナリティカルに入れました。
人の気持ちより、知りたいことと理屈を優先するところは、16タイプで考えるとINTPが近そうです。
エイクシュニルのスルト(アナリティカル)
炎の剣レーヴァテインを操る神闘士です。かつてはカミュと共に聖闘士を目指していた、実直で熱い少年でした。カミュの修行中に起きた雪崩で妹のシンモラを亡くし、性格が変わってしまいます。いまの戦い方は、効率を重く見て、待ち伏せや罠を仕掛ける策士です。スルトの分類は迷いました。熱かった少年時代の姿は、エクスプレッシブにも見えます。けれど、物語の中のスルトは、感情を表に出さず、計算した手順で相手を追いつめていきます。この振る舞いを決め手に、アナリティカルに入れました。最後は、自分を止めたカミュのやさしい言葉に救われ、和解します。
妹の形見を身につけ続け、過去の約束を忘れないところは、16タイプで考えるとISTJが近そうです。
ガルムのウートガルザ(アナリティカル)
神闘士の中でも指折りの実力を持つ戦士です。表に立って活躍するフロディの家とは対照的に、陰から人知れずアスガルドを支えてきた家の者です。童虎との戦いでは、相手の攻撃をあえて受けるという読みにくい行動をとり、フロディが拒んだ命令も、ためらわずに実行しました。何を考えているかを見せず、静かに務めを果たすので、アナリティカルに入れました。
人目につかないところで、必要なことだけを淡々とやるところから、ISTPに近いと考えます。
考察:黄金聖闘士の「もうひとつの顔」
この記事では、黄金聖闘士たちのタイプを、原作の聖域編・ハーデス編の記事とそろえています。そのうえで黄金魂を見ると、同じタイプのまま、原作では見えなかった顔が描かれているのがわかります。
たとえばデスマスク(エクスプレッシブ)は、昼間から酒や賭けに興じながら、病気の少女ヘレナの家を陰で助けていました。彼女を救えなかったときには、声を上げて泣きます。思ったことをそのまま表に出すタイプだからこそ、原作の冷酷さと、黄金魂の人間くささの両方が、同じキャラの中に収まって見えます。
水瓶座のカミュ(ドライバー)は、少年のころ、修行中に起きた雪崩でスルトの妹を死なせた償いとして、スルトに力を貸します。感情を抑え、自分で決めたことを貫くカミュらしい選択でした。
聖闘士星矢のほかの記事
聖闘士星矢は、原作の編ごと、シリーズごとに記事を分けてタイプを見ています。黄金聖闘士のタイプは、どの記事でもそろえています。
・聖闘士星矢 聖域編のキャラの性格タイプ(星矢・紫龍・氷河・瞬・一輝と黄金聖闘士ら17人)
・聖闘士星矢 ポセイドン編のキャラの性格タイプ(ジュリアン・カノン・海将軍ら)
・聖闘士星矢 ハーデス編のキャラの性格タイプ(ハーデス・パンドラ・シオン・童虎ら)
・聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話のキャラの性格タイプ(テンマ・アローン・前聖戦の黄金聖闘士ら)
・聖闘士星矢Ωのキャラの性格タイプ(光牙・龍峰・蒼摩・エデンら)
まとめ:主張する神闘士と、支えるアイオリアとリフィア
黄金魂の9人は、ドライバーとアナリティカルが3人ずつ、エミアブルが2人、エクスプレッシブが1人でした。神闘士6人は、自分の信念を言い切るタイプと、感情を見せずに動くタイプに、ちょうど半分ずつ分かれました。
そんな神闘士たちと向き合ったのが、エミアブルのアイオリアとリフィアです。人の思いを受け取り、その人のために戦う2人が、アスガルドの物語の中心にいました。原作の記事と読み比べると、黄金聖闘士たちのまた違った魅力が見えてきます。


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