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アナと雪の女王のキャラの性格タイプ|エルサ・アナ・オラフら15人を4タイプと16タイプで分析

キャラ分析

力を隠して部屋に閉じこもる姉のエルサと、その扉をノックし続ける妹のアナ。2人は、4象限図で正反対の位置にいる姉妹でした。ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの映画『アナと雪の女王』(2013年、日本公開は2014年)と『アナと雪の女王2』(2019年)の主要キャラ15人を、ソーシャルスタイル(コミュニケーションの取り方で人を4タイプに分ける考え方)で分けた結果です。トナカイのスヴェン、雪だるまのオラフ、トロールのパビーも、1人と数えています。いちばん多かったのは、考えてから動く「アナリティカル」の5人でした。この記事では、各キャラをそのタイプに分けた理由と、16タイプで考えるとどれに近いかを紹介します。物語の敵役も分類していますが、タイプは振る舞いの傾向を見るためのもので、その行いを肯定するものではありません。

※この記事は、『アナと雪の女王』と『アナと雪の女王2』の結末までの内容に触れます。

4タイプの特徴はソーシャルスタイルとは?4タイプの特徴と付き合い方で詳しく説明しています。

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15人のタイプ一覧

アナと雪の女王の主要キャラ15人のソーシャルスタイル分類図(4象限)
キャラソーシャルスタイル16タイプで考えると(筆者の推測)
クリストフドライバーISTP
ハンスドライバーENTJ
イエレナドライバーESTJ
アナエクスプレッシブESFP
ライダーエクスプレッシブENFP
ウェーゼルトン公爵エクスプレッシブESTP
オラフエミアブルENFP
オーケンエミアブルESFJ
ハニーマレンエミアブルISFJ
イドゥナ王妃エミアブルISFJ
エルサアナリティカルINFJ
スヴェンアナリティカルISFJ
パビーアナリティカルINTJ
マティアス中尉アナリティカルISTJ
アグナル国王アナリティカルISTJ

タイプ分けは、作中の言動をもとにした筆者の考察で、公式の設定でも、作者の意図でもありません。タイプに優劣はなく、キャラの良し悪しを決めるものでもないので、推しが意外なタイプでも、ひとつの見方として楽しんでもらえたらうれしいです。「別のタイプでは?」というご意見も歓迎です。

16タイプは、作中の言動から筆者がファンとして推測したものです。本来は本人が質問に答え、結果を自分で確かめるものなので、キャラの性格を楽しむための目安として読んでください。MBTIはMyers & Briggs Foundationの登録商標です。4タイプはまわりから見える振る舞い、16タイプは内面の好みの推測なので、2つがずれて見えるキャラもいます。ネットの無料診断(16Personalitiesなど)は、正式なMBTIとは別のものです。詳しくは日本MBTI協会「MBTIとは」をご覧ください。

ドライバー:クリストフ、ハンス、イエレナ

クリストフ(ドライバー)

山で氷を切り出して売る氷売りで、トナカイのスヴェンと2人で暮らしています。出会ったその日に婚約したと話すアナに、会ったばかりの人と結婚するなんてと、遠慮なく意見します。口数は少なめですが、言うべきことははっきり言い、雪山では自分の判断でアナを導きます。その振る舞いから、ドライバーに入れました。『2』では、アナへのプロポーズの言葉に何度も迷う、不器用でやさしい一面も見せます。

言葉より行動で示し、その場で必要なことをこなしていくところは、16タイプで考えるとISTPが近そうです。

ハンス(ドライバー)

サザンアイルズの王子で、13人兄弟の末っ子です。ハンスの分類は迷いました。前半のハンスは、アナの話に笑顔でうなずき、エルサを探しに出たアナの代わりに国の人たちを気づかう、やさしい王子に見えます。2022年の表では、この姿からエミアブルに入れていました。けれど物語の後半、その姿は王位を手に入れるための演技だったと明かされます。ハンスは王位のためにアナに近づき、凍えていくアナを部屋に残して、エルサに剣を向けます。前半の顔が演技だったと本人の口から明かされるので、本心を見せてからの、自分で筋書きを決めてまわりを動かそうとする姿を決め手に、ドライバーに入れ直しました。終盤まで正体を見せないハンスは、物語に大きなどんでん返しをもたらす役回りを担っています。

先の筋書きを描き、そのために人を動かそうとするところから、16タイプならENTJに近いと考えます。

イエレナ(ドライバー)

『2』に登場する、魔法の森に暮らすノーサルドラの民のリーダーです。森に入ってきたエルサたちに、まず警戒を向けます。民を守るために、誰を信じるかを自分で決め、迷わず指示を出します。その振る舞いから、ドライバーに入れました。エルサが森で起きたことの真実に近づくと、その姿を見て受け入れる、まっすぐな人でもあります。

民の暮らしと掟を守るために、はっきり判断して人をまとめるところから、ESTJに近いと考えます。

エクスプレッシブ:アナ、ライダー、ウェーゼルトン公爵

アナ(エクスプレッシブ)

アレンデール王国の王女で、エルサの妹です。2022年の表ではエミアブルに入れていました。たしかに、姉を思い、誰かのために動く姿はエミアブルらしく見えます。けれど、作中のアナは、思ったことをすぐ口にし、出会ったばかりのハンスとの婚約もその場で決めてしまいます。エルサが雪山に去ると、ひとりで馬に乗って追いかけます。気持ちをまっすぐ言葉と行動に出す場面が多いので、エクスプレッシブに入れ直しました。

目の前の人や出来事に体ごと飛び込んでいくところは、16タイプで考えるとESFPらしいところです。

ライダー(エクスプレッシブ)

『2』に登場するノーサルドラの若者で、ハニーマレンの弟です。トナカイが大好きで、森の外の世界を見てみたいという夢を、明るく語ります。会ったばかりのクリストフともすぐに打ち解けて、プロポーズの相談に乗ります。気持ちを隠さず、人なつっこく関わるので、エクスプレッシブに入れました。

外の世界にわくわくし、人との出会いを楽しむところから、16タイプならENFPと見ました。

ウェーゼルトン公爵(エクスプレッシブ)

アレンデールの貿易相手の国から、エルサの戴冠式にやってきた公爵です。アレンデールとの取引をもっと増やしたいと、はっきり口にします。エルサの力を見ると、すぐに魔物だと騒ぎ立て、大げさな身ぶりで自分の考えをまくし立てます。そのあと、部下にエルサの命をねらわせます。思ったことや感情を、その場でそのまま表に出す振る舞いから、エクスプレッシブに入れました。

損得に敏感で、その場の勢いで動こうとするところは、16タイプで考えるとESTPが近そうです。

エミアブル:オラフ、オーケン、ハニーマレン、イドゥナ王妃

オラフ(エミアブル)

エルサが魔法で生み出した雪だるまで、子どものころ姉妹が一緒に作った雪だるまと同じ名前です。オラフの分類は迷いました。よくしゃべり、夏にあこがれる歌を楽しそうに歌う姿は、エクスプレッシブにも見えるからです。それでも、オラフがいちばん多く見せるのは、アナやエルサのそばにいて、相手の気持ちに寄りそう姿です。凍えるアナのために暖炉に火をつけ、自分が溶けそうになっても離れません。人に寄りそう振る舞いを決め手に、2022年の表のとおりエミアブルにしました。

誰とでも明るく打ち解け、目の前の人を大切にするところは、16タイプで考えるとENFPが近そうです。

オーケン(エミアブル)

雪山のふもとで、サウナつきの店を営む店主です。吹雪の中でやってきたアナやクリストフを、にこやかに迎え、明るい声で品物をすすめます。値段のことでクリストフともめて、店から追い出す場面もありますが、ふだんは誰にでも愛想よく、相手に合わせて接しています。場の空気をやわらげる振る舞いから、エミアブルに入れました。

お客を気持ちよくもてなし、人とのつながりを大切にするところから、ESFJに近いと考えます。

ハニーマレン(エミアブル)

『2』に登場するノーサルドラの若者で、ライダーの姉です。エルサたちに対しても、警戒より先に、穏やかに話しかけます。ノーサルドラに伝わる「第5の精霊」の話を、エルサにそっと教えてくれます。自分が前に出るより、相手の話に耳を傾けて寄りそうので、エミアブルに入れました。

民の言い伝えを大切にし、静かに人を支えるところは、16タイプで考えるとISFJが近そうです。

イドゥナ王妃(エミアブル)

エルサとアナの母です。『2』では、幼い姉妹を寝かしつけながら、不思議な川アートハランの子守歌を歌う姿が描かれます。娘たちを静かに見守り、そっと気持ちを受け止める振る舞いから、エミアブルに入れました。『2』では、イドゥナ自身にも、まだ娘たちに話していない過去があったことが明かされます。

家族への思いを、言葉より日々の世話や歌で伝えるところから、16タイプならISFJと見ました。

アナリティカル:エルサ、スヴェン、パビー、マティアス中尉、アグナル国王

エルサ(アナリティカル)

アレンデール王国の王女で、のちの女王です。生まれつき、氷と雪を操る力を持っています。子どものころ、その力でアナを傷つけてしまってから、エルサは力も気持ちも外に出さないよう、自分を抑えて暮らします。戴冠式の日も、手袋で手を隠し、人とのあいだに距離を置きます。エルサの分類は迷いました。ひとり雪山に向かい、力を解き放って氷の城を築きながら歌う有名な場面は、気持ちを大きく表に出すエクスプレッシブにも見えるからです。けれど、それは誰もいない場所でのことで、人の前でのエルサは、物語の多くの場面で感情を抑え、よく考えてから動こうとします。いちばんよく見せるこの振る舞いを決め手に、2022年の表のとおりアナリティカルにしました。

自分の内側にある声に耳を澄まし、自分が本当にいるべき場所を探しに行くところは、16タイプで考えるとINFJが近そうです。

スヴェン(アナリティカル)

クリストフの相棒のトナカイです。言葉は話さないので、分けにくいキャラでした。クリストフが代わりにスヴェンの気持ちを話す場面もあります。それでも、スヴェンはいつも落ち着いていて、クリストフのそばでじっと様子を見ています。軽はずみには動かない振る舞いから、2022年の表のとおりアナリティカルにしました。

相棒のそばを離れず、黙って支え続けるところから、ISFJに近いと考えます。

パビー(アナリティカル)

クリストフを育てたトロールたちの長老です。子どものアナを治し、エルサに「恐れが敵になる」と忠告した場面でも、静かに状況を見て、落ち着いた言葉で伝えます。経験と知識をもとに先を見通して話す振る舞いから、アナリティカルに入れました。

これから起こることを見通し、必要なことだけを伝えるところは、16タイプで考えるとINTJが近そうです。

マティアス中尉(アナリティカル)

『2』に登場する、アレンデール王国の兵士です。霧に閉ざされた魔法の森の中で、30年以上ものあいだ、部下とともに国への忠誠を守ってきました。感情を大きく出すことは少なく、規律を守り、状況をよく見てから動きます。その振る舞いから、アナリティカルに入れました。若き日のアグナル王子を知る人として、エルサとアナに温かいまなざしを向ける人でもあります。

決まりと務めを大切にして、長い年月を守り抜くところから、16タイプならISTJと見ました。

アグナル国王(アナリティカル)

エルサとアナの父で、アレンデールの国王です。エルサの力を守るために、城の門を閉じ、エルサに手袋を渡して、力を抑える方法を教えます。大きな決断も、静かに、慎重に下していく振る舞いから、アナリティカルに入れました。娘を守ろうとする思いから選んだ方法でしたが、そのことが姉妹の物語の出発点になっていきます。

国と家族を守る責任を、決まったやり方で果たそうとするところは、16タイプで考えるとISTJが近そうです。

考察:エルサとアナは、なぜすれ違ったのか

アナと雪の女王のアレンデール王家4人(エルサ・アナ・アグナル国王・イドゥナ王妃)のソーシャルスタイル分類図

エルサはアナリティカル、アナはエクスプレッシブ。4象限図では、ちょうど対角にあたります。黄泉のツガイの記事で取り上げた双子のユルとアサと同じく、正反対の組み合わせです。

上の図は、アレンデール王家の4人だけを並べたものです。家族4人で見ると、感情を抑える父のアグナル国王(アナリティカル)と姉のエルサ(アナリティカル)、感情を表す母のイドゥナ王妃(エミアブル)と妹のアナ(エクスプレッシブ)に分かれています。ひとつの家族の中にも、気持ちの伝え方が違う人どうしがいる。そのことが、姉妹の物語を形づくっていきます。

正反対のタイプは、相手の大切にしているものが見えにくい組み合わせです。アナは、思ったことをすぐ伝え、一緒に過ごすことで気持ちを確かめたい人です。エルサは、自分を抑えることで、大切な人を守ろうとする人です。閉じた扉の前でアナが声をかけ続けても、エルサは扉を開けられません。アナにとっては「避けられている」と感じる場面でも、エルサにとっては「守っている」つもりだった。2人のすれ違いは、どちらかが悪いのではなく、大切にしているものの違いから生まれていたように見えます。

黄泉のツガイの記事では、片方が「意見を主張する」側、もう片方が「意見を聞く」側の兄弟は、主張を受け止める関係になりやすい、と考えました。エルサとアナもこの組み合わせです。ただ『1』のエルサは、アナの言葉を受け止めたくても、力への恐れから受け止められずにいました。最後にエルサが扉を開けられたのは、アナが言葉ではなく行動で、姉への思いを示したときです。

『2』では、2人の関係が少し変わります。ひとりで答えを探しに行こうとするエルサに、アナは「一緒に行く」と言い続け、最後はそれぞれが自分の場所を選びます。正反対のタイプでも、相手のやり方を認め合えたとき、いちばん強い味方になれる。アナと雪の女王は、そんな姉妹の物語として読むこともできそうです。

まとめ:抑える姉と、表す妹

15人のうち5人がアナリティカルでした。力を隠すエルサ、娘を守ろうとしたアグナル国王、森で務めを守り続けたマティアス中尉と、気持ちを抑えて慎重に動く人が多いのは、「隠すこと」と「明かすこと」が何度も描かれる、この作品らしいところです。

その中で、気持ちを隠さず飛び込んでいくアナと、明るく人に寄りそうオラフが、物語を動かしていきます。正反対の姉妹は、すれ違いながらも、最後にはお互いの選ぶ道を認め合います。タイプが違うからこそ、相手を思う気持ちが伝わったときの重みも大きいのかもしれません。

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