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黄泉のツガイのキャラの性格タイプ|ユル・アサ・ガブちゃんら9人を4タイプと16タイプで分析

キャラ分析

双子のユルとアサは、同じ日に生まれたのに、まわりとの関わり方がまったく違いました。『黄泉のツガイ』(荒川弘、スクウェア・エニックス『月刊少年ガンガン』連載)の主要キャラ9人を、ソーシャルスタイル(コミュニケーションの取り方で人を4タイプに分ける考え方)で分けた結果です。自分で決めて動く「ドライバー」が3人でいちばん多くなりました。この記事では、各キャラをそのタイプに分けた理由と、16タイプで考えるとどれに近いかを紹介します。

※この記事は、アニメ第1期までの内容に触れます。

4タイプの特徴はソーシャルスタイルとは?4タイプの特徴と付き合い方で詳しく説明しています。

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9人のタイプ一覧

黄泉のツガイの主要キャラ9人のソーシャルスタイル分類図(4象限)
キャラソーシャルスタイル16タイプで考えると(筆者の推測)
ユルドライバーISTP
影森ゴンゾウドライバーENTJ
影森ジンドライバーISTJ
ガブちゃんエクスプレッシブESTP
ハナエクスプレッシブESFP
アサエミアブルINFJ
デラエミアブルENFJ
影森アスマアナリティカルINTP
影森ヒカルアナリティカルINFP

タイプ分けは、作中の言動をもとにした筆者の考察で、公式の設定でも、作者の意図でもありません。タイプに優劣はなく、キャラの良し悪しを決めるものでもないので、推しが意外なタイプでも、ひとつの見方として楽しんでもらえたらうれしいです。「別のタイプでは?」というご意見も歓迎です。

16タイプは、作中の言動から筆者がファンとして推測したものです。本来は本人が質問に答え、結果を自分で確かめるものなので、キャラの性格を楽しむための目安として読んでください。MBTIはMyers & Briggs Foundationの登録商標です。4タイプはまわりから見える振る舞い、16タイプは内面の好みの推測なので、2つがずれて見えるキャラもいます。ネットの無料診断(16Personalitiesなど)は、正式なMBTIとは別のものです。詳しくは日本MBTI協会「MBTIとは」をご覧ください。

ドライバー:ユル・影森ゴンゾウ・影森ジン

ユル(ドライバー)

東村で育った16歳の主人公で、狩りで鍛えた弓の腕を持ちます。車や携帯電話のような現代の常識にはうといものの、いざというときの判断は速く、迷いがありません。第3話では、村の被害をこれ以上広げないために、デラと村を出ることを選びます。第8話でゴンゾウから影森家に来るよう提案されたときも、その場で断りました。言葉を飾らず、自分で決めて動くので、ドライバーに入れました。

理屈より体で覚え、その場で最善の手を選ぶ狩人らしさは、16タイプで考えるとISTPが近そうです。

影森ゴンゾウ(ドライバー)

影森家の現当主です。人当たりのいい人物に見えますが、裏切り者には容赦しない厳しさを持っています。家のことを最後に決めるのは当主である自分、という振る舞いから、ドライバーに入れました。

一族と組織を率い、必要なら厳しい判断もためらわないところは、ENTJに近いと考えます。

影森ジン(ドライバー)

影森家の三男で、東村を襲撃した部隊の責任者です。第4話から第5話にかけては、ハルオやアキオとともに、倉庫街でユルを捕らえる作戦の場に立ちます。けがを負っても任務を優先する、冷静な人物です。感情より任務を先に置き、自分の役目を果たすことに徹するので、ドライバーに入れました。

与えられた責任をきっちり果たそうとするところは、ISTJらしいところです。

エクスプレッシブ:ガブちゃん・ハナ

ガブちゃん(エクスプレッシブ)

影森家に身を寄せている、赤いパーカーの小柄な少女です(本名は明かされていません)。アサを友だちとして大切にしていて、アサを傷つける相手には容赦しません。アサを狙う裏切りが明らかになる第17話では、アサへの思いをむき出しにします。好きな相手への思いも、敵への怒りも、まっすぐ行動に出すので、エクスプレッシブに入れました。

迷う前に体が動く行動力から、16タイプならESTPと見ました。

ハナ(エクスプレッシブ)

デラと一緒に東村の番小物(つがいこもの)を務める女性です。小柄ですが体を張る肉体派で、大食いで、料理も得意です。下界ではユルをかくまうためにデラと偽装結婚するなど、思い切りよく動きます。明るく、気持ちがそのまま行動に出るので、エクスプレッシブに入れました。

食べることも戦うことも全力で楽しむところは、ESFPに近そうです。

エミアブル:アサ・デラ

アサ(エミアブル)

ユルの双子の妹で、10年ほど前に両親と村を出て、のちに影森家に保護されました。アサの分類は迷いました。ツガイを従え、自分から戦いに飛び込んでいく姿は、ドライバーにも見えるからです。けれど、兄のユルに対しては、アサは気持ちを隠しません。第7話では「兄様には嘘をつきたくない」と、つらい過去を自分から打ち明けます。第22話では、ユルと2人きりで思いを打ち明け合い、同じ目標を持つことを確かめ合います。相手と気持ちを分かち合い、そのうえで一緒に進もうとする振る舞いを決め手に、エミアブルに入れました。

兄との普通の暮らしを願い、そのために静かに覚悟を決めるところから、16タイプで考えるとINFJが近そうです。

デラ(エミアブル)

本名は田寺リュウで、東村の番小物を務める田寺家の当主です。下界で暮らし、行商人として村に出入りしてきました。村の考え方とは距離を置き、ユルとアサには好きな人生を歩んでほしいと考えています。第9話では、ふさぎこむユルを見かねて、社会勉強として観光に連れ出します。自分の考えを押しつけるより、2人の気持ちを大切にするので、エミアブルに入れました。

若い2人の未来を思って、そっと道を開こうとするところは、ENFJらしいところです。

アナリティカル:影森アスマ・影森ヒカル

影森アスマ(アナリティカル)

影森家の次男です。どこか胡散くさい笑みを浮かべていて、本心がなかなか見えません。それでも、動くときは感情ではなく、合理的に判断します。気持ちを表に出さず、損得や筋道で動く振る舞いから、アナリティカルに入れました。

笑顔の裏で状況を冷静に計算するところから、16タイプならINTPと見ました。

影森ヒカル(アナリティカル)

影森家の長男で、人気マンガ家です。殺伐とした家の生活になじめず、そこから距離を置いています。家の方針に正面からぶつかるより、自分の世界と仕事を大事にして静かに暮らすので、アナリティカルに入れました。

争いを好まず、自分の内側の世界を大切にするところは、INFPに近いと考えます。

考察:双子や兄弟は、タイプが似る?正反対になる?

ユルとアサは双子なのに、ドライバーとエミアブルで、4象限図の対角にあたる正反対の組み合わせになりました。双子や兄弟は、タイプがそろうのか、正反対になるのか。このブログでほかの作品を分類したときの兄弟・姉妹も並べて、考えてみました。

同じタイプになったのは、『宇宙兄弟』の南波六太と日々人(どちらもエミアブル)と、影森家のヒカルとアスマ(どちらもアナリティカル)です。正反対になったのは、ユルとアサだけでした。ほかの3組は、4象限図で隣り合うタイプです。『Re:ゼロから始める異世界生活』のラム(ドライバー)とレム(アナリティカル)、『3月のライオン』の川本あかり(エミアブル)とひなた(エクスプレッシブ)、『【推しの子】』のアクア(ドライバー)とルビー(エクスプレッシブ)です。

並べてみて気になったのは、タイプが同じかどうかより、2人が「意見を主張する」側か「意見を聞く」側か、でした。片方が主張する側で、もう片方が聞く側の組は、主張を受け止める関係になりやすいようです。ユルが決めたことにアサが気持ちを重ね、姉のラムを慕うレムはその言葉を受け止めます。ひなたがまっすぐぶつける思いを、姉のあかりが受け止めます。いっぽう、アクアとルビーは2人とも主張する側です。ルビーがアイドルをめざしたとき、妹を危ない世界から遠ざけたいアクアは、ルビーに隠れてオーディションを断っていました。それでもルビーの気持ちは変わらず、最後はアクアのほうが折れて、苺プロでのデビューを後押しします。どちらも自分の考えで動き、相手を思って譲らないので、片方が受け止めるより先に、2人の思いが押し合う形になっています。

同じタイプの2組は、どちらも聞く側どうしです。ぶつかることは少ない代わりに、距離の取り方が分かれました。南波六太と日々人は、お互いを応援し合う近い関係です。ヒカルとアスマは、それぞれが自分のやり方を守る、少し距離のある関係に見えます。

ここに挙げたのは6組だけなので、傾向と言い切れる数ではありません。それでも、兄弟の関係を「受け止める」か「ぶつかる」かで見てみると、作品の読み方が少し変わるかもしれません。

まとめ:同じ双子でも、違うタイプ

9人のうち3人がドライバーでした。村と影森家という2つの勢力のあいだで、自分の役目を自分で決めて果たそうとする人が多いのは、この物語らしいところです。

いちばん面白いのは、双子のユルとアサのタイプが違うことです。迷わず自分で決めて動く兄と、兄との暮らしを願い、気持ちを大切にする妹。兄が決めたことに、妹が気持ちを重ねる。考察で見た「受け止める関係」の、いちばんわかりやすい形が、この2人なのかもしれません。

影森家の4人も見てみると、当主のゴンゾウと三男のジンがドライバー、長男のヒカルと次男のアスマがアナリティカルでした。ただ、同じドライバーでも、一族を率いるゴンゾウと任務に徹するジンでは役割が違います。同じアナリティカルでも、笑顔の裏で計算するアスマと、家から距離を置いて自分の世界を守るヒカルでは、向いている先が正反対です。同じタイプでも、人はこれだけ違って見える。そんなことを感じさせてくれる作品です。

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