感情を表すエクスプレッシブが1人もいない科学忍者隊と、喜怒哀楽をそのまま見せるギャラクターの幹部たち。2つの陣営は、4象限図でくっきり分かれました。タツノコプロのテレビアニメ『科学忍者隊ガッチャマン』(1972〜1974年)、『科学忍者隊ガッチャマンII』(1978〜1979年)、『科学忍者隊ガッチャマンF』(1979〜1980年)の主要キャラ20人を、ソーシャルスタイル(コミュニケーションの取り方で人を4タイプに分ける考え方)で分けた結果です。いちばん多かったのは、感情を表に出して周りを巻きこむ「エクスプレッシブ」の7人で、全員がギャラクター側でした。この記事では、各キャラをそのタイプに分けた理由と、16タイプで考えるとどれに近いかを紹介します。なお、ギャラクターは世界征服をねらって各地を襲う秘密組織です。この記事は、その行いを持ち上げるものではなく、キャラのコミュニケーションの取り方だけをタイプで見ていきます。
※この記事は、『科学忍者隊ガッチャマン』『II』『F』の3作の結末までの内容に触れます。
4タイプの特徴はソーシャルスタイルとは?4タイプの特徴と付き合い方で詳しく説明しています。
20人のタイプ一覧

| キャラ | ソーシャルスタイル | 16タイプで考えると(筆者の推測) |
|---|---|---|
| 大鷲の健 | ドライバー | ESTJ |
| コンドルのジョー | ドライバー | ISTP |
| 南部考三郎博士 | ドライバー | ENTJ |
| 総裁X | ドライバー | INTJ |
| 総統Z | ドライバー | ISTJ |
| ベルク・カッツェ | エクスプレッシブ | ENTP |
| ゲルサドラ | エクスプレッシブ | ESFP |
| パンサー | エクスプレッシブ | ESTP |
| マーストラ | エクスプレッシブ | ENTJ |
| エゴボスラー伯爵 | エクスプレッシブ | ENFJ |
| ケンペラー | エクスプレッシブ | ENTP |
| メカンドル | エクスプレッシブ | ESTP |
| 燕の甚平 | エミアブル | ESFJ |
| 鷲尾健太郎(レッドインパルス) | エミアブル | ISTJ |
| 鴨三郎 | エミアブル | ISFJ |
| 白鳥のジュン | アナリティカル | ISFP |
| みみずくの竜 | アナリティカル | ISFJ |
| ドクターラッフェル | アナリティカル | INTP |
| パンドラ | アナリティカル | INTJ |
| アンダーソン長官 | アナリティカル | ISTJ |
タイプ分けは、作中の言動をもとにした筆者の考察で、公式の設定でも、作者の意図でもありません。タイプに優劣はなく、キャラの良し悪しを決めるものでもないので、推しが意外なタイプでも、ひとつの見方として楽しんでもらえたらうれしいです。「別のタイプでは?」というご意見も歓迎です。
16タイプは、作中の言動から筆者がファンとして推測したものです。本来は本人が質問に答え、結果を自分で確かめるものなので、キャラの性格を楽しむための目安として読んでください。MBTIはMyers & Briggs Foundationの登録商標です。4タイプはまわりから見える振る舞い、16タイプは内面の好みの推測なので、2つがずれて見えるキャラもいます。ネットの無料診断(16Personalitiesなど)は、正式なMBTIとは別のものです。詳しくは日本MBTI協会「MBTIとは」をご覧ください。
ドライバー:大鷲の健、コンドルのジョー、南部考三郎博士、総裁X、総統Z
大鷲の健(ドライバー)
科学忍者隊のリーダーで、「ガッチャマン」はもともと健ひとりを指す称号です。健の分類は迷いました。父・鷲尾健太郎の死のあとギャラクターへの怒りから冷静さを欠いたり、偽のレッドインパルスの罠にはまったりと、気持ちが表に出る場面もあります。父の死のあとには、ひとりで動いてしまったこともありました。そのため、2022年の表ではエミアブルに入れていました。けれど、作中でいちばん多く見えるのは、出動の場で表情を変えずに仲間へ短く指示を出し、敵の基地に真っ先に飛び込んでいく姿です。気持ちを抑えて自分で決め、まわりを引っぱる振る舞いを決め手に、ドライバーに入れ直しました。ジュンの好意にまったく気づかないほど、任務をいちばんに考えるまっすぐさも、健らしいところです。
任務を最優先し、決まった手順でチームをまとめていくところは、16タイプで考えるとESTJが近そうです。
コンドルのジョー(ドライバー)
科学忍者隊のサブリーダーで、ふだんはレーサーをしています。気障な皮肉屋で、健とはしょっちゅうぶつかります。明るく人づきあいもよいので、エクスプレッシブにも見えるキャラです。それでも、ジョーがいちばんよく見せるのは、作戦をめぐって健と言い合っても、自分の判断で動こうとする姿です。最初のシリーズの終盤、医者から残りわずかな命と告げられたジョーは、自分の体のことを仲間に言わず、ひとりでギャラクター本部へ向かいました。弱さを見せず、自分で決めて自分で動く。この振る舞いを決め手に、ドライバーに入れました。子犬を守ってけがをし、鹿の群れを巻きこまないようミサイルをためらうなど、動物にやさしい一面もあります。
口より先に体が動き、その場の判断で切り抜けていくところは、16タイプで考えるとISTPが近そうです。
南部考三郎博士(ドライバー)
国際科学技術庁(ISO)の科学者で、科学忍者隊の生みの親です。5人の親代わりでもあります。基地から5人に出動を命じ、作戦を指示します。立場が上のアンダーソン長官にも、大事な決断ではたいてい自分の考えを通します。『II』では、自分を狙う暗殺計画を見抜き、パンドラと組んで撃たれて危篤になったと見せかけ、敵の裏をかきました。先を読んで自分で決め、人を動かす振る舞いから、ドライバーに入れました。
ギャラクターの動きを読み、組織と作戦を組み立てていくところから、16タイプならENTJに近いと考えます。
総裁X(ドライバー)
ギャラクターを裏から動かす、正体不明の総支配者です。2022年の表ではエクスプレッシブに入れていました。宇宙最高の頭脳を名乗る堂々とした話しぶりは、たしかに目立ちます。けれど作中の総裁Xは、本部の奥からカッツェたちへ命令を出し、作戦の失敗を厳しく叱る場面がほとんどで、喜怒哀楽を大きく見せることは多くありません。自分で計画を決めて部下を動かす振る舞いを決め手に、ドライバーに入れ直しました。最初のシリーズの最後には、カッツェに見限りと礼の言葉を残して、地球を去っていきます。
高度な科学で大きな計画を立て、それを実行させていくところは、16タイプで考えるとINTJが近そうです。
総統Z(ドライバー)
『F』に登場する、ギャラクターの新しい支配者です。総裁Xの亡きがらに残った部品が、新しい自我を持った存在とされています。2022年の表ではエクスプレッシブでしたが、作中の総統Zは、エゴボスラー伯爵に鉄獣メカを与えて作戦を実行させ、自分は前線に立たずに目的を進めます。その目的は、総裁Xの復讐ただひとつです。感情を見せず、自分の決めた目的のために相手を動かす振る舞いから、ドライバーに入れ直しました。
ひとつの目的をぶれずに守り続けるところから、16タイプならISTJと見ました。
エクスプレッシブ:ベルク・カッツェ、ゲルサドラ、パンサー、マーストラ、エゴボスラー伯爵、ケンペラー、メカンドル
ベルク・カッツェ(エクスプレッシブ)
最初のシリーズでギャラクターの実働部隊を率いる首領で、「次期総裁」を名乗っています。変装が得意で、作戦がうまくいけば有頂天になり、総裁Xに叱られれば取り乱す、感情の起伏が大きい人物です。中盤からは、部下との掛け合いが笑いを誘う場面も増えていきます。気持ちを隠さず、自分を大きく見せようとする振る舞いから、エクスプレッシブに入れました。つらい生い立ちを背負い、最後は総裁Xに見捨てられる、シリアスな面も描かれています。
次々と作戦やメカを考え出す、軍師のような発想力は、16タイプで考えるとENTPらしいところです。
ゲルサドラ(エクスプレッシブ)
『II』でギャラクターの首領になる人物です。「おのーれおのれ!」などの口ぐせと、芝居がかった口調が特徴です。基地を壊されると円盤で逃げ出し、「ゲルサドラは不滅だ」と言い残していくのがおなじみでした。気持ちをそのまま言葉と態度に出す振る舞いから、エクスプレッシブに入れました。物語の終盤では自分の出生を知り、母を奪われたことから総裁Xに背いて、健たちをXのもとへ案内します。
その場の気持ちに素直に動き、感情を全身で表すところから、ESFPに近いと考えます。
パンサー(エクスプレッシブ)
『II』の第33話「怒りのG1号」に登場する、ギャラクターの隊長です。飛行要塞メカサターンを率い、強い相手と戦いたいという気持ちから、命令を待たずに暴れて忍者隊を呼び寄せます。首領のゲルサドラにも見下した態度をとる自信家です。気持ちのままに大口をたたき、真正面からぶつかっていく振る舞いから、エクスプレッシブに入れました。大口に見合う腕を持ち、健と一騎打ちを演じた強敵でもあります。
スリルのある戦いを求め、体ごと飛び込んでいくところは、16タイプで考えるとESTPが近そうです。
マーストラ(エクスプレッシブ)
『II』の第43話から登場するギャラクターの幹部で、火星基地と巨大な円盤を持っています。ゲルサドラを見下して嫌味を言い、「ノロサドラ」と呼ぶこともありました。『F』でも再び現れ、エゴボスラー伯爵と首領の座を争います。相手への気持ちを隠さず、言葉で張り合う振る舞いから、エクスプレッシブに入れました。
自分こそが組織の上に立つべきだと考え、その座を狙い続けるところから、16タイプならENTJと見ました。
エゴボスラー伯爵(エクスプレッシブ)
『F』に登場する、マフィア「エゴボスラーファミリー」の首領です。ギャラクターにあこがれ、カッツェとゲルサドラの肖像を自分の部屋に飾っています。誇り高く、ベートーヴェンの交響曲『英雄』を好み、自ら剣を手にガッチャマンと渡り合うこともありました。思いを隠さず、自分の見せ場を大切にする振る舞いから、エクスプレッシブに入れました。一度は部下のケンペラーに追い落とされますが、そこから立ち上がって首領に返り咲く、強い意志の持ち主でもあります。
自分の理想を語り、部下からも尊敬を集めるところは、16タイプで考えるとENFJが近そうです。
ケンペラー(エクスプレッシブ)
エゴボスラー伯爵の部下で、戦略情報部長と親衛隊隊長をつとめます。ケンペラーの分類は迷いました。知略にすぐれ、別人に変装して近づく作戦も使うので、感情を抑えて策を練るタイプにも見えます。けれど作中では、相手を追いつめる手を楽しむ様子や、メカンドルとの言い争い、エゴボスラーの怒りを買ったあとに伯爵を罠にかけて失脚させる姿など、気持ちがそのまま態度と行動に出る場面のほうが多く見えます。その振る舞いを決め手に、2022年の表のとおりエクスプレッシブにしました。力押しを好むメカンドルとは対照的で、2人の言い合いも『F』の見どころのひとつです。
策略を次々に思いつき、場をかき回していくところから、16タイプならENTPに近いと考えます。
メカンドル(エクスプレッシブ)
エゴボスラー伯爵の部下で、将軍(機甲師団長)です。力押しの作戦を好み、短気で、ケンペラーとはたびたび言い合いになります。気持ちがすぐ態度に出て、勢いで前に出ていく振る舞いから、エクスプレッシブに入れました。ケンペラーが反乱を起こしたときも伯爵を裏切らず、最後は総統Zの攻撃から身を挺して伯爵を守ります。忠誠心のあつさは、メカンドルのいちばんの魅力です。
考えるより先に動き、力で状況を変えようとするところは、16タイプで考えるとESTPが近そうです。
エミアブル:燕の甚平、鷲尾健太郎(レッドインパルス)、鴨三郎
燕の甚平(エミアブル)
科学忍者隊の最年少で、推定11歳です。孤児だったところをジュンに見つけられ、同じ孤児院で育ちました。よくしゃべり、ジュンの恋心をからかう元気な姿は、エクスプレッシブにも見えます。それでも甚平がいちばん多く見せるのは、ジュンを「お姉ちゃん」と慕い、健を「兄貴」と呼んで、2人のそばにいる姿です。スナックJでは料理を受け持ち、みんなの食事を支えています。人に寄りそう振る舞いを決め手に、2022年の表のとおりエミアブルにしました。
身近な人を大切にし、こまめに世話を焼くところは、16タイプで考えるとESFJが近そうです。
鷲尾健太郎(レッドインパルス)(エミアブル)
南部博士の直属で、深紅の戦闘機隊レッドインパルスを率いる謎の男です。正体は、健が幼いころに行方不明になった父・鷲尾健太郎でした。隊を率いて戦う姿はドライバーにも見えるので、分類は迷いました。けれど作中のレッドインパルスは、正体を隠したまま南部博士の作戦を支え、陰から健たちを助ける場面が多く描かれます。第53話で健に正体を明かしたあと、地球を救うために自らを犠牲にしました。『F』では、苦しむ健の夢にあらわれて「死を恐れるな」と励まします。陰から支え、見守る振る舞いを決め手に、2022年の表のとおりエミアブルにしました。
家族と離れてでも、与えられた任務を最後まで果たすところから、16タイプならISTJと見ました。
鴨三郎(エミアブル)
『F』に登場する、ガッチャスパルタンの整備を受け持つ技師長です。南部博士から「科学忍者隊の面倒を見るように」と頼まれ、5人に父親のように接します。健たちからは「爺様(ジサマ)」と呼ばれて慕われています。物語の最後には、空を見上げて忍者隊の無事を祈り、涙を流しました。相手を気づかい、気持ちを素直に見せる振る舞いから、エミアブルに入れました。
裏方として機体を整え、若い5人を支え続けるところは、16タイプで考えるとISFJが近そうです。
アナリティカル:白鳥のジュン、みみずくの竜、ドクターラッフェル、パンドラ、アンダーソン長官
白鳥のジュン(アナリティカル)
科学忍者隊の紅一点で、16歳です。ふだんはスナックJを切り盛りし、戦いでは爆弾のプロとして活躍します。健に思いを寄せていますが、甚平にからかわれても、なかなか本人には伝えられません。爆弾を扱う冷静さと、何より健への恋心を胸にしまったままでいる振る舞いを決め手に、アナリティカルに入れました。『II』では、ジョーが生きていることにいち早く気づくなど、仲間をよく見ている人でもあります。
思いを言葉にするより内に抱え、そのぶん仲間の変化に敏感なところから、16タイプならISFPに近いと考えます。
みみずくの竜(アナリティカル)
科学忍者隊のG-5号で、ゴッドフェニックスの機長をつとめます。東北の漁師の息子で、海で鍛えた怪力の持ち主です。のんびりした人柄はエミアブルにも見えるので、分類は迷いました。最初のシリーズでは、両親と弟がいる竜を気づかった南部博士の配慮で、機内で待機する役が多くなります。文句を言いながらも持ち場を守り、居眠りをしてしまったときは、責任を感じてチームを辞めようとまでしました。自分から前に出るより、任された役割を落ち着いて果たす振る舞いを決め手に、2022年の表のとおりアナリティカルにしました。
家族を大切にし、与えられた持ち場を守り抜くところは、16タイプで考えるとISFJが近そうです。
ドクターラッフェル(アナリティカル)
『II』に登場する、もとはギャラクターにいた科学者です。最初のシリーズで命を落としたジョーを、サイボーグとしてよみがえらせました。総裁Xのねらいを知ってからはギャラクターに背き、ジョーの体に、総裁Xを倒すための仕掛けを残します。表には出ず、研究と準備を静かに進める振る舞いから、アナリティカルに入れました。肩にとまる鷹がトレードマークです。
ひとりで研究を突きつめ、仕組みで状況を変えようとするところから、16タイプならINTPと見ました。
パンドラ(アナリティカル)
本名はシルビア・パンドラ。『II』の第26話から、南部博士の秘書として登場する女性科学者です。ロボット工学やサイボーグの研究を中心に、さまざまな装置を開発します。旧ゴッドフェニックスを操縦して火の鳥を成功させるなど、行動力もあります。感情を大きく出さず、知識と技術で忍者隊を支える振る舞いから、アナリティカルに入れました。行方不明の幼い子どもを思い続ける母でもあり、その思いが物語の終盤につながっていきます。
専門知識を広く使いこなし、先を見すえて準備するところは、16タイプで考えるとINTJが近そうです。
アンダーソン長官(アナリティカル)
国際科学技術庁(ISO)の最高責任者で、最初のシリーズと『II』に登場します。科学忍者隊の正体は知りませんが、南部博士のほかで忍者隊やレッドインパルスに直接連絡できる、ただひとりの人物です。立場は南部博士より上ですが、大事な決断では南部博士の考えを受け入れることがほとんどです。感情を大きく表に出さず、相手の意見を聞いて判断する振る舞いから、アナリティカルに入れました。
組織の責任者として、手順と信頼関係を大切にするところから、ISTJに近いと考えます。
考察:科学忍者隊とギャラクターは、なぜタイプが分かれたのか
| 陣営 | ドライバー | エクスプレッシブ | エミアブル | アナリティカル | 計 |
|---|---|---|---|---|---|
| 科学忍者隊 | 2 | 0 | 1 | 2 | 5 |
| 支援する人たち | 1 | 0 | 2 | 3 | 6 |
| ギャラクター | 2 | 7 | 0 | 0 | 9 |
| 計 | 5 | 7 | 3 | 5 | 20 |

陣営ごとに数えると、違いがはっきり出ました。ギャラクターの9人のうち7人がエクスプレッシブで、残りの2人、総裁Xと総統Zはドライバーです。科学忍者隊と、それを支える人たちには、エクスプレッシブが1人もいませんでした。
科学忍者隊の5人を4象限図に置くと、健とジョーがドライバー、ジュンと竜がアナリティカル、甚平がエミアブルです。5人とも、図の上半分の「感情を抑える」側か、左半分の「意見を聞く」側に入っています。忍者として正体を隠し、気持ちより任務を先に置く。感情を表に出して周りを巻きこむタイプがいないのは、そんなチームらしいところです。
そのぶん、同じドライバーの健とジョーは、どちらも自分で決めて動こうとするため、作戦をめぐってよくぶつかります。それでも2人はお互いの力を認め合っていて、ジョーが最後にひとりで本部へ向かう場面は、2人の関係があったからこそ胸に迫ります。ジュンや竜のように一歩引いて状況を見る仲間と、甚平のように場をなごませる仲間がいることで、5人のバランスがとれていたのかもしれません。
一方のギャラクターは、幹部が入れ替わっても、感情を表に出すエクスプレッシブが続きます。そしてその上には、いつも感情を見せずに命令を出す総裁Xや総統Zがいました。表情豊かな幹部たちと、顔の見えない支配者。この組み合わせが、敵役のにぎやかさと不気味さの両方を生んでいたように見えます。
まとめ:抑える忍者隊と、表すギャラクター
20人のうち7人がエクスプレッシブで、全員がギャラクター側の人物でした。カッツェの有頂天、ゲルサドラの捨て台詞、エゴボスラー伯爵の剣と、感情を隠さない敵役たちが、長いシリーズに毎週の見せ場をつくっていました。
一方の科学忍者隊は、5人ともが感情を抑えるか、人に寄りそう側に入りました。気持ちを胸にしまって任務に向かう若者たちが、ときおり見せる怒りや涙は、だからこそ強く印象に残るのかもしれません。


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