団長のクロロがいなくても、自分たちで決めて動き続ける盗賊団、幻影旅団。13人のうち9人が、感情を表に出さないドライバーとアナリティカルでした。『HUNTER×HUNTER』(冨樫義博、集英社『週刊少年ジャンプ』で連載中、既刊39巻)に登場する幻影旅団の団員13人を、ソーシャルスタイル(コミュニケーションの取り方で人を4タイプに分ける考え方)で分けた結果です。この記事では、各キャラをそのタイプに分けた理由と、16タイプで考えるとどれに近いかを紹介します。なお、幻影旅団は多くの命を奪ってきた盗賊団です。この記事は、そのやり方を持ち上げるものではなく、コミュニケーションの取り方だけをタイプで見ていきます。
※この記事は、原作のキメラアント編までの内容に触れます。
4タイプの特徴はソーシャルスタイルとは?4タイプの特徴と付き合い方で詳しく説明しています。
13人のタイプ一覧

| キャラ | ソーシャルスタイル | 16タイプで考えると(筆者の推測) |
|---|---|---|
| クロロ=ルシルフル | ドライバー | INTJ |
| フェイタン=ポートオ | ドライバー | ISTP |
| シズク=ムラサキ | ドライバー | ISTP |
| パクノダ | ドライバー | ISTJ |
| フランクリン=ボルドー | アナリティカル | ISTJ |
| シャルナーク=リュウセイ | アナリティカル | INTP |
| フィンクス=マグカブ | アナリティカル | ISTP |
| コルトピ=トノフメイル | アナリティカル | INTP |
| カルト=ゾルディック | アナリティカル | INFJ |
| ノブナガ=ハザマ | エミアブル | ISFP |
| ウボォーギン | エミアブル | ESFP |
| マチ=コマチネ | エクスプレッシブ | ESTP |
| ヒソカ=モロウ | エクスプレッシブ | ENTP |
タイプ分けは、作中の言動をもとにした筆者の考察で、公式の設定でも、作者の意図でもありません。タイプに優劣はなく、キャラの良し悪しを決めるものでもないので、推しが意外なタイプでも、ひとつの見方として楽しんでもらえたらうれしいです。「別のタイプでは?」というご意見も歓迎です。
16タイプは、作中の言動から筆者がファンとして推測したものです。本来は本人が質問に答え、結果を自分で確かめるものなので、キャラの性格を楽しむための目安として読んでください。MBTIはMyers & Briggs Foundationの登録商標です。4タイプはまわりから見える振る舞い、16タイプは内面の好みの推測なので、2つがずれて見えるキャラもいます。ネットの無料診断(16Personalitiesなど)は、正式なMBTIとは別のものです。詳しくは日本MBTI協会「MBTIとは」をご覧ください。
ドライバー:クロロ=ルシルフル、フェイタン=ポートオ、シズク=ムラサキ、パクノダ
クロロ=ルシルフル(ドライバー)
幻影旅団の団長です。他人の念能力を盗んで使う「盗賊の極意(スキルハンター)」の持ち主で、ヨークシンシティでは団員に指示を出して大がかりな仕事を動かします。口調は静かですが、決めるのはいつもクロロです。自分で決めて人を動かすので、ドライバーに入れました。
先を読み、計画を立てて静かに実行するところは、16タイプで考えるとINTJが近そうです。
フェイタン=ポートオ(ドライバー)
小柄な団員で、拷問を引き受けることもあります。口数は少なく、言葉も短めです。怒りが頂点に達すると、受けた痛みを力に変える能力を見せます。相手に合わせず、自分のやり方で淡々と片づけるので、ドライバーに入れました。
その場の状況を見て、無駄なく手を動かすところから、ISTPに近いと考えます。
シズク=ムラサキ(ドライバー)
掃除機の形をした念「デメちゃん」を使う団員です。忘れっぽく、天然に見えるところもありますが、迷わず決めて、淡々と仕事をこなします。相手の気持ちに引っぱられず、自分の判断で動くので、ドライバーに入れました。
感情に流されず、目の前のことを片づけていくところは、16タイプで考えるとISTPが近そうです。
パクノダ(ドライバー)
触れた相手の記憶を読む能力を持つ団員です。尋問では、相手が隠していることを確かめる役を引き受けます。ヨークシンでは、自分の判断で、団長と仲間のために大きな決断をします。自分で決めて動く振る舞いから、ドライバーに入れました。
役目と仲間への責任を、黙って最後まで果たそうとするところから、ISTJに近いと考えます。
エクスプレッシブ:マチ=コマチネ、ヒソカ=モロウ
マチ=コマチネ(エクスプレッシブ)
念の糸を使う団員で、ちぎれた体を縫い合わせることもできます。勘がとても鋭く、その勘をはっきり口にします。思ったことをためらわずに言い、すぐに動くので、エクスプレッシブに入れました。
勘を信じて、すぐ体が動くところは、ESTPらしいところです。
ヒソカ=モロウ(エクスプレッシブ)
奇術師のような姿の変化系で、伸び縮みするオーラ「伸縮自在の愛(バンジーガム)」を使います。団員を名乗っていますが、本当の目当ては団長のクロロと戦うことでした。気まぐれで、何を考えているのかわからない言動で周りを振り回すので、エクスプレッシブに入れました。
先の読めない駆け引きを楽しむところから、16タイプならENTPと見ました。
エミアブル:ノブナガ=ハザマ、ウボォーギン
ノブナガ=ハザマ(エミアブル)
刀を使う侍のような団員です。旅団の古いメンバーで、仲間への思いがとても強い人です。親友のウボォーギンがいなくなったときには、涙を流し、怒りをあらわにしました。自分の主張より、仲間との絆を大事にする振る舞いから、エミアブルに入れました。
情に厚く、大事な人のために熱くなるところから、16タイプならISFPと見ました。
ウボォーギン(エミアブル)
巨体の強化系の団員で、素手の一撃で地面をえぐるほどの力を持ちます。ウボォーギンの分類も迷いました。大声で暴れ回る姿は、エクスプレッシブにも見えます。けれど、団長の決めた仕事に喜んで乗り、親友のノブナガとの絆を大事にするなど、仲間に合わせて動く場面が目立ちます。仲間のために力を出す振る舞いを決め手に、エミアブルに入れました。
その場の勢いを楽しみ、体ごとぶつかっていくところは、16タイプで考えるとESFPが近そうです。
アナリティカル:フランクリン=ボルドー、シャルナーク=リュウセイ、フィンクス=マグカブ、コルトピ=トノフメイル、カルト=ゾルディック
フランクリン=ボルドー(アナリティカル)
大柄な団員で、指先から念の弾を撃ち出します。旅団の中では落ち着いた年長者で、仲間がもめたときには間に入ってなだめることもあります。感情を大きく出さず、状況を見てから口を開くので、アナリティカルに入れました。
落ち着いて状況を見て、必要なことだけを言うところは、16タイプで考えるとISTJが近そうです。
シャルナーク=リュウセイ(アナリティカル)
携帯電話を使って人を操る能力を持つ団員です。調べものや情報集めが得意で、旅団の頭脳のひとりです。明るく人当たりもいいのですが、話すことの中心は、計画や作戦の筋道です。情報を集めて考えてから動くので、アナリティカルに入れました。
仕組みを調べ、筋道を立てて考えるところから、16タイプならINTPと見ました。
フィンクス=マグカブ(アナリティカル)
腕を回すほど拳の威力が上がる強化系の団員です。フィンクスの分類は迷いました。仲間と言い合うこともある短気なところは、ドライバーにも見えます。けれど、作中では団長の決めたことを受けて動く場面が多く、自分から方針を決めることはあまりありません。団長の受け手に回る振る舞いを決め手に、アナリティカルに入れました。
言われた仕事を、自分の腕で確実に片づけていくところは、16タイプで考えるとISTPが近そうです。
コルトピ=トノフメイル(アナリティカル)
長い髪で顔が隠れた小柄な団員で、物をそっくり複製する能力を持ちます。口数は少なく、感情もほとんど表に出しません。静かに自分の役目を果たすので、アナリティカルに入れました。
一歩引いた場所で、自分の力の使い方を考えているところから、INTPに近いと考えます。
カルト=ゾルディック(アナリティカル)
ゾルディック家の末っ子で、紙を操ります。グリードアイランド編の終わりごろに、抜けたヒソカの代わりとして旅団に加わりました。兄を取り戻したいという思いを胸に秘めています(どの兄なのかは、作中ではまだ明かされていません)。団員たちとの作戦の中でも口数は少なく、一歩引いた場所で様子を見ています。感情を抑え、考えてから動くので、アナリティカルに入れました。
口にしない強い思いを内に秘めて動くところは、16タイプで考えるとINFJが近そうです。
考察:なぜ幻影旅団は、団長がいなくても動けるのか
旅団のしてきたことは、クラピカの一族、クルタ族を滅ぼしたことをはじめ、決して許されるものではありません。そのうえで、ここでは集団としての動き方だけを見ていきます。
旅団には、「頭(団長)より、蜘蛛(旅団)が生き残ることを優先する」という決まりがあります。実際にヨークシンで団長が動けなくなったときも、団員たちは自分たちで話し合い、次の手を決めていきました。
13人のタイプを並べると、その理由のひとつが見えてきます。ドライバーが4人、アナリティカルが5人。13人のうち9人が、自分で決めて動く人と、考えてから動く人です。指示を待たなくても、それぞれが自分の判断で動ける。だから、頭がいなくても蜘蛛の足は止まらないのでしょう。
その中で、エミアブルのノブナガとウボォーギンは、旅団の「情」を見せる2人です。ウボォーギンを失ったときのノブナガの涙は、冷たく見える集団の中に、仲間を思う気持ちがあることを教えてくれます。判断の速さと、仲間への情。その両方があることが、旅団という集団を強くしているように見えます。
まとめ:自分で決める人が集まった蜘蛛
13人のうち9人が、ドライバーとアナリティカルでした。団長のクロロを頭に、自分で決めて動ける人たちが集まった集団です。
そこに、エミアブルのノブナガとウボォーギンの情と、エクスプレッシブのマチの勘、そして旅団を外から揺さぶるヒソカが加わります。タイプの偏りと、少数派の個性。その組み合わせが、幻影旅団の怖さと面白さを作っているのかもしれません。


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