相手の次のセリフを言い当て、口八丁と機転で戦うジョセフ・ジョースターは、気持ちを表に出す「エクスプレッシブ」。ジョセフと反発しあいながら友情を育てるシーザーは、静かに考える「アナリティカル」で、2人は4象限図の対角にあたる正反対のタイプでした。『ジョジョの奇妙な冒険』(荒木飛呂彦、集英社)の第2部「戦闘潮流」(『週刊少年ジャンプ』で1987〜1989年に連載、単行本5〜12巻。シリーズは現在『ウルトラジャンプ』で第9部を連載中)の主要キャラ12人を、ソーシャルスタイル(コミュニケーションの取り方で人を4タイプに分ける考え方)で分けた結果です。この記事では、各キャラをそのタイプに分けた理由と、16タイプで考えるとどれに近いかを紹介します。
※この記事は、第2部の最後までの内容に触れます。
4タイプの特徴はソーシャルスタイルとは?4タイプの特徴と付き合い方で詳しく説明しています。
12人のタイプ一覧

4象限図は、下で詳しく紹介する9人です。表には、そのほかのキャラも含めています。
| キャラ | ソーシャルスタイル | 16タイプで考えると(筆者の推測) |
|---|---|---|
| リサリサ | ドライバー | ISTJ |
| カーズ | ドライバー | INTJ |
| ワムウ | ドライバー | ISTP |
| ジョセフ・ジョースター | エクスプレッシブ | ENTP |
| ルドル・フォン・シュトロハイム | エクスプレッシブ | ESTJ |
| エシディシ | エクスプレッシブ | ESTP |
| スピードワゴン | エミアブル | ESFJ |
| スージーQ | エミアブル | ESFP |
| シーザー・アントニオ・ツェペリ | アナリティカル | INFJ |
| サンタナ | ドライバー | — |
| ストレイツォ | ドライバー | — |
| エリナ・ジョースター | アナリティカル | — |
タイプ分けは、作中の言動をもとにした筆者の考察で、公式の設定でも、作者の意図でもありません。タイプに優劣はなく、キャラの良し悪しを決めるものでもないので、推しが意外なタイプでも、ひとつの見方として楽しんでもらえたらうれしいです。「別のタイプでは?」というご意見も歓迎です。
16タイプは、作中の言動から筆者がファンとして推測したものです。本来は本人が質問に答え、結果を自分で確かめるものなので、キャラの性格を楽しむための目安として読んでください。MBTIはMyers & Briggs Foundationの登録商標です。4タイプはまわりから見える振る舞い、16タイプは内面の好みの推測なので、2つがずれて見えるキャラもいます。ネットの無料診断(16Personalitiesなど)は、正式なMBTIとは別のものです。詳しくは日本MBTI協会「MBTIとは」をご覧ください。
ドライバー:リサリサ、カーズ、ワムウ
リサリサ(ドライバー)
波紋の達人で、ジョセフとシーザーを鍛える師匠です。修行では一切甘えを許さず、厳しい課題を課します。感情を表に出さず、何をすべきかを自分で決めて言い切るので、ドライバーに入れました。
決めた方針を崩さず、厳しく着実に弟子を育てるところは、16タイプで考えるとISTJが近そうです。
カーズ(ドライバー)
太古から生きる「柱の男」たちのリーダーです。究極の生物になるという目的のためなら、同族さえ滅ぼし、どんな手段もいといません。感情を見せず、先を読んで計画を進めるので、ドライバーに入れました。
長い時間をかけて、目的への道筋をひとりで組み立てるところから、INTJに近いと考えます。
ワムウ(ドライバー)
柱の男のひとりで、誇り高い戦士です。強い相手との戦いを何より大切にし、ジョセフにも正面から勝負を挑みます。言葉は少なく、戦い方を自分で決めて貫くので、ドライバーに入れました。
戦いの場で、その場の判断と技を研ぎ澄ませるところは、16タイプならISTPと見ました。
エクスプレッシブ:ジョセフ・ジョースター、ルドル・フォン・シュトロハイム、エシディシ
ジョセフ・ジョースター(エクスプレッシブ)
ジョナサンの孫で、第2部の主人公です。お調子者で、「次にお前は〜と言う」と相手のセリフを言い当て、口八丁と機転で強敵を出し抜きます。うれしさも怒りも隠さず、その場の勢いで周りを巻き込むので、エクスプレッシブに入れました。
型にとらわれず、とっさのアイデアで相手の意表を突くところは、16タイプで考えるとENTPが近そうです。
ルドル・フォン・シュトロハイム(エクスプレッシブ)
ドイツ軍の将校で、柱の男たちと戦うジョセフに協力します。自分の国の科学力を大声で誇り、大げさなほど感情を表に出します。思ったことをそのまま口にして場を動かすので、エクスプレッシブに入れました。
軍人としての誇りと規律を重んじ、組織の力で物事を進めようとするところから、ESTJに近いと考えます。
エシディシ(エクスプレッシブ)
柱の男のひとりです。感情が高ぶると、大声で泣きわめいて気持ちを落ち着かせるという、変わった一面を持っています。感情を隠さず、そのまま表に出すので、エクスプレッシブに入れました。
その場の感覚で動き、力ずくで相手に向かっていくところから、16タイプならESTPと見ました。
エミアブル:スピードワゴン、スージーQ
スピードワゴン(エミアブル)
第1部でジョナサンの仲間だった男で、第2部では財団を率いる老人として登場します。第1部と同じく、ジョースター家を陰から支え、ジョナサンの孫であるジョセフを気にかけます。自分が前に出るより、人を支える側に回るので、エミアブルに入れました。
恩を受けた一族に尽くし、若い世代を気づかうところは、16タイプで考えるとESFJが近そうです。
スージーQ(エミアブル)
リサリサに仕えるイタリアの女性です。明るく天真らんまんで、修行中のジョセフたちにも気さくに接します。人と争うより、周りと仲よくすることを選ぶので、エミアブルに入れました。
その場を楽しみ、周りを明るくするところから、ESFPに近いと考えます。
アナリティカル:シーザー・アントニオ・ツェペリ
シーザー・アントニオ・ツェペリ(アナリティカル)
ツェペリ男爵の孫で、波紋の使い手です。シーザーの分類は迷いました。ジョセフとは顔を合わせるたびに言い争い、止める声を振り切ってひとりで敵のもとへ向かう場面もあるので、エクスプレッシブにも見えるからです。けれど、戦いや修行の場のシーザーは、とっさの奇策で戦うジョセフとは逆に、教わった波紋の技を型どおり正確に使い、積み上げて戦います。感情より先に考え、身につけたものを確実に使う振る舞いを決め手に、アナリティカルに入れました。
受け継いだ使命を心に刻み、信念のために戦うところは、16タイプで考えるとINFJが近そうです。
まとめ:ドライバーの柱の男たちと、正反対の2人
表の12人で数えると、ドライバーが5人でいちばん多くなりました。ドライバーが1人もいなかった第1部とは逆に、第2部では、カーズやワムウのような柱の男たちが、自分の目的を自分で決めて突き進みます。
そんな強敵に立ち向かうのが、エクスプレッシブのジョセフと、アナリティカルのシーザーです。4象限図の対角にあたる正反対の2人は、はじめは反発しあいながら、修行を通して友情を育てていきます。機転で動くジョセフと、誇りを胸に考えて動くシーザー。正反対だからこそ、お互いに足りないものを補い合えるのかもしれません。


コメント