「やれやれだぜ」とつぶやき、多くを語らずに敵を倒していく空条承太郎は、自分で決めて動く「ドライバー」でした。『ジョジョの奇妙な冒険』(荒木飛呂彦、集英社)の第3部「スターダストクルセイダース」(『週刊少年ジャンプ』で1989〜1992年に連載、単行本12〜28巻。シリーズは現在『ウルトラジャンプ』で第9部を連載中)のキャラ25人を、ソーシャルスタイル(コミュニケーションの取り方で人を4タイプに分ける考え方)で分けた結果です。この記事では、主要な11人について、そのタイプに分けた理由と、16タイプで考えるとどれに近いかを紹介します。
※この記事は、第3部の最後までの内容に触れます。
4タイプの特徴はソーシャルスタイルとは?4タイプの特徴と付き合い方で詳しく説明しています。
25人のタイプ一覧

4象限図は、下で詳しく紹介する11人です。表には、DIOの刺客を中心に、そのほかのキャラも含めています。
| キャラ | ソーシャルスタイル | 16タイプで考えると(筆者の推測) |
|---|---|---|
| 空条承太郎 | ドライバー | ISTP |
| モハメド・アヴドゥル | ドライバー | ISTJ |
| 花京院典明 | ドライバー | INTJ |
| イギー | ドライバー | ESTP |
| ジョセフ・ジョースター | エクスプレッシブ | ENTP |
| DIO | エクスプレッシブ | ENTJ |
| ホル・ホース | エクスプレッシブ | ESFP |
| ダニエル・J・ダービー | エクスプレッシブ | ESTP |
| ジャン=ピエール・ポルナレフ | エミアブル | ESFP |
| 空条ホリィ | エミアブル | ESFJ |
| テレンス・T・ダービー | アナリティカル | INTJ |
| ンドゥール | ドライバー | — |
| マライア | ドライバー | — |
| ペット・ショップ | ドライバー | — |
| ヴァニラ・アイス | ドライバー | — |
| ラバーソール | エクスプレッシブ | — |
| J・ガイル | エクスプレッシブ | — |
| エンヤ婆 | エクスプレッシブ | — |
| 鋼入りのダン | エクスプレッシブ | — |
| マニッシュ・ボーイ | エクスプレッシブ | — |
| アン(家出少女) | エミアブル | — |
| ミドラー | エミアブル | — |
| オインゴ | エミアブル | — |
| アレッシー | エミアブル | — |
| ボインゴ | アナリティカル | — |
タイプ分けは、作中の言動をもとにした筆者の考察で、公式の設定でも、作者の意図でもありません。タイプに優劣はなく、キャラの良し悪しを決めるものでもないので、推しが意外なタイプでも、ひとつの見方として楽しんでもらえたらうれしいです。「別のタイプでは?」というご意見も歓迎です。
16タイプは、作中の言動から筆者がファンとして推測したものです。本来は本人が質問に答え、結果を自分で確かめるものなので、キャラの性格を楽しむための目安として読んでください。MBTIはMyers & Briggs Foundationの登録商標です。4タイプはまわりから見える振る舞い、16タイプは内面の好みの推測なので、2つがずれて見えるキャラもいます。ネットの無料診断(16Personalitiesなど)は、正式なMBTIとは別のものです。詳しくは日本MBTI協会「MBTIとは」をご覧ください。
ドライバー:空条承太郎、モハメド・アヴドゥル、花京院典明、イギー
空条承太郎(ドライバー)
第3部の主人公で、ジョセフの孫です。口数が少なく、「やれやれだぜ」とつぶやきながらも、母のホリィを救うため、DIOを倒す旅に出ることを自分で決めます。敵を前にしても表情を変えず、冷静に勝ち筋を見つけて言い切ります。感情を見せず、自分で決めて動くので、ドライバーに入れました。
多くを語らず、その場で最善の一手を選ぶところは、16タイプで考えるとISTPが近そうです。
モハメド・アヴドゥル(ドライバー)
エジプトの占い師で、ジョセフの友人です。落ち着いた物腰で、旅の仲間に必要なことをはっきり伝えます。危ない場面では、自分の判断で前に出て仲間を守ります。その振る舞いから、ドライバーに入れました。
経験と知識をもとに、責任を持って仲間を導くところから、ISTJに近いと考えます。
花京院典明(ドライバー)
承太郎と同じ高校生です。はじめはDIOに操られて承太郎を襲いますが、承太郎に救われ、旅の仲間に加わります。礼儀正しく、感情を表に出すことは少ない人物です。敵の能力を冷静に見抜き、どう戦うかを自分で決めて実行します。その振る舞いから、ドライバーに入れました。
静かに分析し、勝つための作戦をひとりで組み立てるところは、16タイプならINTJと見ました。
イギー(ドライバー)
スタンドを持つボストン・テリアで、旅の途中から仲間に加わります。人間の言うことを素直には聞かず、自分の好きなように動きます。人に合わせず、自分の判断で行動するので、ドライバーに入れました。
気ままに見えて、いざというときにはその場の判断で動くところから、ESTPに近いと考えます。
エクスプレッシブ:ジョセフ・ジョースター、DIO、ホル・ホース、ダニエル・J・ダービー
ジョセフ・ジョースター(エクスプレッシブ)
第2部の主人公で、第3部では承太郎の祖父として旅を率います。年を重ねても陽気で、驚いたときの大げさな反応も健在です。思ったことをすぐ口にし、機転を利かせて仲間を引っぱるので、エクスプレッシブに入れました。
とっさのアイデアで状況をひっくり返すところは、16タイプで考えるとENTPが近そうです。
DIO(エクスプレッシブ)
第1部のディオが、100年の眠りから目覚めた姿です。人の心を操る「肉の芽」を使って人を従わせ、多くの刺客を承太郎たちに差し向けるなど、手段を選ばずに自分の目的を果たそうとします。自分の力を誇示し、言葉で人の心をつかんで従わせます。感情と存在感をむき出しにして相手を圧倒するので、エクスプレッシブに入れました。
頂点に立つために、人を集めて動かすところから、ENTJに近いと考えます。
ホル・ホース(エクスプレッシブ)
DIOの刺客のひとりで、拳銃型のスタンドを使います。「一番よりNo.2」を信条に、強い相手と組んで立ち回ります。調子がよく、思ったことをすぐ口にするので、エクスプレッシブに入れました。
その場の空気を読んで、身軽に立ち回るところは、ESFPらしいところです。
ダニエル・J・ダービー(エクスプレッシブ)
DIOの刺客のひとりで、賭けに負けた相手の魂を奪うスタンドを使います。余裕たっぷりの態度で相手を挑発し、賭けの駆け引きで心を揺さぶります。自分のペースで場を支配しようとするので、エクスプレッシブに入れました。
相手の表情を読み、その場の勝負に強気で出るところから、16タイプならESTPと見ました。
エミアブル:ジャン=ピエール・ポルナレフ、空条ホリィ
ジャン=ピエール・ポルナレフ(エミアブル)
フランス出身で、剣を持つスタンド「銀の戦車」の使い手で、旅の仲間に加わります。ポルナレフの分類は迷いました。思ったことを大声で口にし、ひとりで突っ走る場面もあるので、エクスプレッシブにも見えるからです。けれど、ポルナレフは人なつっこく、仲間に頼り、仲間のために涙を流します。旅の途中では、仲間の言葉を聞き入れて行動を改める場面もあります。仲間に寄りそい、仲間の声を受け止める振る舞いを決め手に、エミアブルに入れました。
気持ちに正直で、仲間と過ごす時間を大切にするところは、16タイプで考えるとESFPが近そうです。
空条ホリィ(エミアブル)
承太郎の母で、ジョセフの娘です。いつも明るく、家族をやさしく包みこみます。自分の体がつらいときにも、周りに心配をかけまいとします。人を思いやり、受け止める振る舞いから、エミアブルに入れました。
家族を温かく気づかうところから、ESFJに近いと考えます。
アナリティカル:テレンス・T・ダービー
テレンス・T・ダービー(アナリティカル)
ダニエルの弟で、DIOの館の執事です。相手の心を読むスタンドを使い、ゲームで勝負を挑みます。兄とは違い、礼儀正しく落ち着いた態度で、感情を表に出しません。相手を観察し、考えて勝負を進めるので、アナリティカルに入れました。
相手の手を先回りして読み、勝ち筋を組み立てるところは、16タイプならINTJと見ました。
まとめ:刺客だらけのエクスプレッシブと、静かな承太郎
表の25人で数えると、エクスプレッシブが9人でいちばん多くなりました。DIOの刺客たちの多くが、自分の力を見せつけ、感情をむき出しにして承太郎たちに向かってきます。
その中で、主人公の承太郎はドライバーでした。にぎやかな刺客たちを前にしても、口数少なく、表情を変えずに勝ち筋を探す。ドライバーがいなかった第1部、ドライバーが多かった第2部に続いて、第3部では、静かに決めて動く主人公が、にぎやかな敵たちと向き合います。部ごとに、主人公と敵のタイプの組み合わせが変わっていくのも、ジョジョのおもしろさなのかもしれません。


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