気高い紳士をめざすジョナサン・ジョースターは、人を受け止める「エミアブル」。そのジョナサンからすべてを奪おうとするディオ・ブランドーは、野心と感情をむき出しにする「エクスプレッシブ」でした。『ジョジョの奇妙な冒険』(荒木飛呂彦、集英社)の第1部「ファントムブラッド」(『週刊少年ジャンプ』で1987年に連載、単行本1〜5巻。シリーズは現在『ウルトラジャンプ』で第9部を連載中)の主要キャラ9人を、ソーシャルスタイル(コミュニケーションの取り方で人を4タイプに分ける考え方)で分けた結果です。この記事では、各キャラをそのタイプに分けた理由と、16タイプで考えるとどれに近いかを紹介します。
※この記事は、第1部の最後までの内容に触れます。
4タイプの特徴はソーシャルスタイルとは?4タイプの特徴と付き合い方で詳しく説明しています。
9人のタイプ一覧

4象限図は、下で詳しく紹介する5人です。表には、そのほかのキャラも含めています。第1部にはドライバーのキャラがいないため、図の右上は空いています。
| キャラ | ソーシャルスタイル | 16タイプで考えると(筆者の推測) |
|---|---|---|
| ディオ・ブランドー | エクスプレッシブ | ENTJ |
| ジョナサン・ジョースター | エミアブル | ISFJ |
| スピードワゴン | エミアブル | ESFJ |
| ウィル・A・ツェペリ | アナリティカル | INFJ |
| エリナ・ペンドルトン | アナリティカル | ISFJ |
| タルカス | エクスプレッシブ | — |
| ダリオ・ブランドー | エクスプレッシブ | — |
| ジョージ・ジョースターI世 | エミアブル | — |
| ブラフォード | アナリティカル | — |
タイプ分けは、作中の言動をもとにした筆者の考察で、公式の設定でも、作者の意図でもありません。タイプに優劣はなく、キャラの良し悪しを決めるものでもないので、推しが意外なタイプでも、ひとつの見方として楽しんでもらえたらうれしいです。「別のタイプでは?」というご意見も歓迎です。
16タイプは、作中の言動から筆者がファンとして推測したものです。本来は本人が質問に答え、結果を自分で確かめるものなので、キャラの性格を楽しむための目安として読んでください。MBTIはMyers & Briggs Foundationの登録商標です。4タイプはまわりから見える振る舞い、16タイプは内面の好みの推測なので、2つがずれて見えるキャラもいます。ネットの無料診断(16Personalitiesなど)は、正式なMBTIとは別のものです。詳しくは日本MBTI協会「MBTIとは」をご覧ください。
エクスプレッシブ:ディオ・ブランドー
ディオ・ブランドー(エクスプレッシブ)
貧しい家に生まれ、ジョースター家の養子になった少年です。ジョースター家の財産を奪うために、ジョナサンの愛犬を死に追いやり、養父に毒を盛るなど、手段を選ばずにジョナサンを追いつめていきます。ディオの分類は迷いました。人前では礼儀正しくふるまい、計算高く立ち回る姿は、ドライバーにも見えるからです。けれど、作中でディオがいちばん多く見せるのは、野心も怒りも隠さず、自分の力を見せつけて相手を圧倒する姿です。感情をむき出しにするその振る舞いを決め手に、エクスプレッシブに入れました。
頂点に立つという大きな目的のために、人を利用して突き進むところは、16タイプで考えるとENTJが近そうです。
エミアブル:ジョナサン・ジョースター、スピードワゴン
ジョナサン・ジョースター(エミアブル)
ジョースター家の跡取りで、第1部の主人公です。ディオに大切なものを奪われても、すぐにやり返すことはせず、真の紳士をめざして耐えてきました。仲間や家族を思いやり、出会った人の思いを受け止めて戦います。自分を押し出すより、人を受け止める振る舞いから、エミアブルに入れました。
受け継いだ誇りを守り、大切な人のために誠実に尽くすところは、16タイプで考えるとISFJが近そうです。
スピードワゴン(エミアブル)
ロンドンの貧民街のチンピラのボスで、ジョナサンの誠実さにほれこみ、仲間になります。スピードワゴンの分類は迷いました。驚きや感動を大声で口にする姿は、エクスプレッシブにも見えるからです。けれど、スピードワゴンは自分が前に出て戦うより、ジョナサンのそばで支え、見守ることを選びます。人を支える側に回る振る舞いを決め手に、エミアブルに入れました。
恩を受けた相手に尽くし、仲間を気づかうところから、ESFJに近いと考えます。
アナリティカル:ウィル・A・ツェペリ、エリナ・ペンドルトン
ウィル・A・ツェペリ(アナリティカル)
波紋法の使い手で、ジョナサンに波紋を教えた師匠です。ジョナサンには、波紋の力を、実演や課題を通してわかりやすく伝えます。自分の運命を受け止めながらも、取り乱すことなく、静かに先を見すえています。感情に流されず、考えてから動くので、アナリティカルに入れました。
深い洞察で人を導き、自分の信じる道を静かに進むところは、16タイプならINFJと見ました。
エリナ・ペンドルトン(アナリティカル)
ジョナサンの初恋の少女です。ディオにひどい仕打ちを受けても、屈することなく、自分の誇りを守りました。人前で感情を大きく表すことは少なく、落ち着いて状況を見ています。感情を抑え、静かに考えて動くので、アナリティカルに入れました。
控えめでありながら、大切な人を静かに支え続けるところは、ISFJらしいところです。
まとめ:ドライバーのいない第1部
第1部の9人には、ドライバーが1人もいませんでした。残りの3つのタイプに、3人ずつが分かれています。
感情をむき出しにして奪いにくるディオと、それを受け止め、耐えながら立ち向かうジョナサン。2人は4象限図で隣り合うタイプで、「感情を表に出す」側では同じでも、主張するか、受け止めるかで向きが逆でした。気高さで受け止める主人公と、野心でぶつかってくる宿敵。ジョジョの長い物語は、この2人の関係から始まります。


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