かるたに出会って、まっすぐクイーンをめざす綾瀬千早は、気持ちを表に出す「エクスプレッシブ」でした。『ちはやふる』(末次由紀、講談社『BE・LOVE』、全50巻で完結)の主要キャラ15人を、ソーシャルスタイル(コミュニケーションの取り方で人を4タイプに分ける考え方)で分けた結果です。幼なじみの真島太一と綿谷新は、どちらも自分で道を決める「ドライバー」。同じタイプの2人が、千早をはさんで、ちがうやり方で頂点をめざします。この記事では、各キャラをそのタイプに分けた理由と、16タイプで考えるとどれに近いかを紹介します。
※この記事は、アニメ第3期までの内容に触れます。
4タイプの特徴はソーシャルスタイルとは?4タイプの特徴と付き合い方で詳しく説明しています。
15人のタイプ一覧

4象限図は、下で詳しく紹介する11人です。表には、そのほかのキャラも含めています。
| キャラ | ソーシャルスタイル | 16タイプで考えると(筆者の推測) |
|---|---|---|
| 真島太一 | ドライバー | INTJ |
| 綿谷新 | ドライバー | ISTJ |
| 周防久志 | ドライバー | INTP |
| 綾瀬千早 | エクスプレッシブ | ENFP |
| 西田優征 | エクスプレッシブ | ESFP |
| 宮内妙子 | エクスプレッシブ | ESTJ |
| 須藤暁人 | エクスプレッシブ | ESTP |
| 大江奏 | エミアブル | ISFJ |
| 原田秀雄 | エミアブル | ENFJ |
| 駒野勉 | アナリティカル | ISTJ |
| 若宮詩暢 | アナリティカル | ISTP |
| 花野菫 | エミアブル | — |
| 木梨浩 | エミアブル | — |
| 綾瀬千歳 | エミアブル | — |
| 筑波秋博 | アナリティカル | — |
タイプ分けは、作中の言動をもとにした筆者の考察で、公式の設定でも、作者の意図でもありません。タイプに優劣はなく、キャラの良し悪しを決めるものでもないので、推しが意外なタイプでも、ひとつの見方として楽しんでもらえたらうれしいです。「別のタイプでは?」というご意見も歓迎です。
16タイプは、作中の言動から筆者がファンとして推測したものです。本来は本人が質問に答え、結果を自分で確かめるものなので、キャラの性格を楽しむための目安として読んでください。MBTIはMyers & Briggs Foundationの登録商標です。4タイプはまわりから見える振る舞い、16タイプは内面の好みの推測なので、2つがずれて見えるキャラもいます。ネットの無料診断(16Personalitiesなど)は、正式なMBTIとは別のものです。詳しくは日本MBTI協会「MBTIとは」をご覧ください。
ドライバー:真島太一・綿谷新・周防久志
真島太一(ドライバー)
千早の幼なじみで、瑞沢高校かるた部の部長です。成績優秀で、何でもそつなくこなしますが、じゃんけんなどの運には恵まれません。太一の分類は迷いました。千早のそばで部を支える姿は、エミアブルにも見えるからです。けれど、太一は部長として部をまとめ、自分の課題を見つけては、黙々と練習に打ちこみます。弱音を人前ではあまり見せず、自分で決めて進む振る舞いを決め手に、ドライバーに入れました。
先を読んで計画を立て、努力を積み上げていくところは、16タイプで考えるとINTJが近そうです。
綿谷新(ドライバー)
福井に住む、千早と太一の幼なじみです。小学生のころ、千早にかるたの面白さを教えたのが新でした。新の祖父は、かるたの永世名人です。新の分類は迷いました。おっとりした福井弁で話し、人と争う様子を見せないので、エミアブルにも見えるからです。祖父が亡くなったあとは、かるたから離れていた時期もあります。けれど、もう一度かるたに向き合うと決めてからの新は、「名人になる」という目標に向かって、人に流されず、自分の決めた道を静かに進みます。その振る舞いを決め手に、ドライバーに入れました。
祖父から受け継いだかるたを、決まった型でていねいに積み上げるところから、ISTJに近いと考えます。
周防久志(ドライバー)
かるたの現名人で、東京大学に在籍する大学生です。周防の分類は迷いました。感情の読めない静かな様子は、アナリティカルにも見えるからです。けれど、周防はつかみどころのない言動で周りを戸惑わせても気にせず、人の期待に合わせることはありません。かるたでは、自分のペースとやり方を貫いて圧倒的な強さを見せます。その振る舞いを決め手に、ドライバーに入れました。
独自の考え方で、誰にもまねできない取り方を組み立てるところは、16タイプならINTPと見ました。
エクスプレッシブ:綾瀬千早・西田優征・宮内妙子・須藤暁人
綾瀬千早(エクスプレッシブ)
主人公で、瑞沢高校にかるた部をつくった女の子です。小学6年生で新と出会い、かるたに夢中になりました。千早の分類は迷いました。部の仲間をいつも気づかい、誰かが落ちこんでいるとそばに寄りそう姿は、エミアブルにも見えるからです。けれど、千早は「クイーンになる」という夢を自分から口に出し、その熱さで仲間を巻き込んで、かるた部をつくりました。うれしいときは全身で喜び、悔しいときは人目もはばからず涙を流します。気持ちをまっすぐ表に出して人を動かす振る舞いを決め手に、エクスプレッシブに入れました。
夢に向かって走り出し、周りを明るく引っぱっていくところは、16タイプで考えるとENFPが近そうです。
西田優征(エクスプレッシブ)
千早たちと同じ瑞沢高校かるた部の部員で、「肉まんくん」と呼ばれています。小学生のころからかるたの経験があり、明るく、思ったことをすぐ口にします。悔しさも楽しさも隠さず、部の空気を盛り上げるので、エクスプレッシブに入れました。
その場の空気を楽しみ、仲間とにぎやかに過ごすところから、ESFPに近いと考えます。
宮内妙子(エクスプレッシブ)
瑞沢高校の化学の先生で、かるた部の顧問です。生徒からは「女帝」と呼ばれています。はじめはかるたを遊びだと思っていましたが、部員たちの真剣な姿を見て、協力するようになりました。厳しいことも、感動したことも、そのまま言葉と態度に出すので、エクスプレッシブに入れました。
顧問として部をきちんと回そうとするところは、ESTJらしいところです。
須藤暁人(エクスプレッシブ)
ライバル校・北央学園かるた部の元主将で、卒業後は東京大学に進んだA級の実力者です。相手を挑発するような、皮肉の効いた言動で知られ、気位の高さも隠しません。千早を敵視するような態度をとりながら、ときには厳しいアドバイスを投げかけることもあります。気持ちをむき出しにしてぶつかるので、エクスプレッシブに入れました。
勝負の場で、相手の動きを見て強気に攻めるところから、16タイプならESTPと見ました。
エミアブル:大江奏・原田秀雄
大江奏(エミアブル)
呉服屋の娘で、古典が大好きな瑞沢高校かるた部の部員です。弓道部からかるた部に移りました。札に詠まれた歌の意味を大切にし、部員たちにその魅力を伝えます。部の雰囲気を気づかい、仲間を支えるので、エミアブルに入れました。
伝統を大切にし、仲間をやさしく支えるところは、16タイプで考えるとISFJが近そうです。
原田秀雄(エミアブル)
かるた会「府中白波会」の会長で、千早と太一の師匠です。本業はお医者さんです。にぎやかな人ですが、弟子たちの悩みをよく見ていて、一人ひとりに合った言葉をかけます。弟子の成長を何より大切にする振る舞いから、エミアブルに入れました。
人の可能性を信じて、まっすぐ育てようとするところから、ENFJに近いと考えます。
アナリティカル:駒野勉・若宮詩暢
駒野勉(アナリティカル)
瑞沢高校かるた部の部員で、「机くん」と呼ばれています。成績優秀で、対戦の記録をとり、データで分析する役を引き受けました。口数は少なく、感情を表に出すより、まず考えてから動くので、アナリティカルに入れました。
記録を積み重ね、事実にもとづいて考えるところは、16タイプならISTJと見ました。
若宮詩暢(アナリティカル)
千早と同学年で、史上最年少でクイーンになった京都の選手です。人とつるむことは少なく、ひとりでかるたと向き合ってきました。感情をあまり表に出さず、静かに札と向き合うので、アナリティカルに入れました。キャラクターの「スノー丸」が好きという、意外な一面もあります。
自分の感覚をひとりで研ぎ澄ませていくところから、ISTPに近いと考えます。
まとめ:千早と、ちがうやり方で頂点をめざす2人
表の15人で数えると、エミアブルが5人でいちばん多くなりました。奏や原田先生のように、仲間や弟子を支える人たちが、かるた部とかるた会を温かく包んでいます。
そして、幼なじみの3人です。気持ちをまっすぐ表に出す千早に対して、太一と新は、どちらも自分で道を決めるドライバーでした。同じタイプでも、太一は努力と計画で、新は受け継いだ型で、それぞれのやり方で頂点をめざします。同じドライバーの2人が、千早をはさんでちがう道を進む。その関係が、この物語をいっそう切なく、熱くしているように見えます。


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