どんな敵もワンパンチで倒してしまうのに、まったく目立たないサイタマは、自分のペースで決めて動く「ドライバー」でした。『ワンパンマン』(原作:ONE、作画:村田雄介、集英社『となりのヤングジャンプ』で連載中)の主要キャラ20人を、ソーシャルスタイル(コミュニケーションの取り方で人を4タイプに分ける考え方)で分けた結果です。この記事では、各キャラをそのタイプに分けた理由と、16タイプで考えるとどれに近いかを紹介します。
※この記事は、アニメ第3期の第1クール(2025年10〜12月放送分)までの内容に触れます。
4タイプの特徴はソーシャルスタイルとは?4タイプの特徴と付き合い方で詳しく説明しています。
20人のタイプ一覧

4象限図は、下で詳しく紹介する12人です。表には、そのほかのキャラも含めています。
| キャラ | ソーシャルスタイル | 16タイプで考えると(筆者の推測) |
|---|---|---|
| サイタマ | ドライバー | ISTP |
| ジェノス | ドライバー | ISTJ |
| ゾンビマン | ドライバー | ISTP |
| フブキ | エクスプレッシブ | ENTJ |
| タツマキ | エクスプレッシブ | ESTP |
| バング | エクスプレッシブ | ENFJ |
| アトミック侍 | エクスプレッシブ | ESTP |
| 金属バット | エクスプレッシブ | ESFP |
| 童帝 | エミアブル | INTP |
| タンクトップマスター | エミアブル | ESFJ |
| キング | アナリティカル | INFP |
| 駆動騎士 | アナリティカル | INTJ |
| 番犬マン | ドライバー | — |
| 閃光のフラッシュ | ドライバー | — |
| デスガトリング | ドライバー | — |
| ぷりぷりプリズナー | エミアブル | — |
| イケメン仮面アマイマスク | エミアブル | — |
| 黄金ボール | エミアブル | — |
| 豚神 | アナリティカル | — |
| 超合金クロビカリ | アナリティカル | — |
タイプ分けは、作中の言動をもとにした筆者の考察で、公式の設定でも、作者の意図でもありません。タイプに優劣はなく、キャラの良し悪しを決めるものでもないので、推しが意外なタイプでも、ひとつの見方として楽しんでもらえたらうれしいです。「別のタイプでは?」というご意見も歓迎です。
16タイプは、作中の言動から筆者がファンとして推測したものです。本来は本人が質問に答え、結果を自分で確かめるものなので、キャラの性格を楽しむための目安として読んでください。MBTIはMyers & Briggs Foundationの登録商標です。4タイプはまわりから見える振る舞い、16タイプは内面の好みの推測なので、2つがずれて見えるキャラもいます。ネットの無料診断(16Personalitiesなど)は、正式なMBTIとは別のものです。詳しくは日本MBTI協会「MBTIとは」をご覧ください。
ドライバー:サイタマ、ジェノス、ゾンビマン
サイタマ(ドライバー)
主人公で、「趣味でヒーローをやっている者だ」と名乗るヒーローです。どんな怪人もワンパンチで倒してしまうほど強くなった結果、戦いに張り合いを感じられなくなっています。サイタマの分類は迷いました。いつも気の抜けた表情で、感情をあまり見せないので、アナリティカルにも見えるからです。けれど、サイタマは考えこむより先に動きます。人の評価を気にせず、やると決めたことは自分の判断でさっさと片づけます。その振る舞いを決め手に、ドライバーに入れました。
多くを語らず、目の前の問題をその場で片づけるところは、16タイプで考えるとISTPが近そうです。
ジェノス(ドライバー)
サイタマに弟子入りした、サイボーグのヒーローです。師匠の言葉を熱心にメモし、強くなるための道を自分で決めて進みます。ジェノスの分類は迷いました。家族を奪った相手への怒りや、サイタマへの熱い尊敬を口にする場面が多く、エクスプレッシブにも見えるからです。けれど、戦いの場のジェノスは、表情を変えずに状況を判断し、自分の判断ですぐに攻撃に移ります。感情を抑えて自分で決めて動く振る舞いを決め手に、ドライバーに入れました。
決めた目標に向かって、まじめに努力を積み上げるところから、ISTJに近いと考えます。
ゾンビマン(ドライバー)
S級ヒーローで、どれほど傷ついても再生する不死身の体を持っています。落ち着いた態度でタバコをくゆらせ、ひとりで調査を進めることも多い人物です。感情を見せず、自分の判断で行動するので、ドライバーに入れました。
淡々と状況を見て、自分の手で答えを確かめに行くところから、16タイプならISTPと見ました。
エクスプレッシブ:フブキ、タツマキ、バング、アトミック侍、金属バット
フブキ(エクスプレッシブ)
B級1位のヒーローで、「フブキ組」という派閥を率いています。仲間を集めて組織をつくり、自分の考えをはっきり口にして人を動かします。プライドの高さや悔しさも隠さないので、エクスプレッシブに入れました。
人を集めて組織を動かし、上をめざすところは、16タイプで考えるとENTJが近そうです。
タツマキ(エクスプレッシブ)
S級2位のヒーローで、「戦慄のタツマキ」と呼ばれる超能力者です。フブキの姉でもあります。気が強く、思ったことをそのまま口にし、気に入らない相手にはすぐに食ってかかります。感情をむき出しにして周りを振り回すので、エクスプレッシブに入れました。
人に頼らず、その場の判断で圧倒的な力をふるうところから、ESTPに近いと考えます。
バング(エクスプレッシブ)
S級3位のヒーローで、「シルバーファング」と呼ばれる武術の達人です。道場を開き、弟子たちを大切にしています。豪快に笑い、情に厚く、弟子への思いも怒りも隠しません。気持ちを表に出しながら人を導くので、エクスプレッシブに入れました。
弟子の可能性を信じて、まっすぐ向き合うところは、ENFJらしいところです。
アトミック侍(エクスプレッシブ)
S級ヒーローで、剣の達人です。3人の弟子を持ち、武士らしい誇りを大切にしています。気に入らないことにはすぐ声を荒らげますが、実力を認めた相手のことは素直に認めます。気持ちがそのまま言葉に出るので、エクスプレッシブに入れました。
理屈より、その場の勝負で白黒をつけようとするところから、ESTPに近いと考えます。
金属バット(エクスプレッシブ)
S級ヒーローで、金属バット一本で怪人に立ち向かいます。気合と根性を前面に出して戦う、威勢のいいヒーローです。妹のことをとても大切にしていて、その思いも隠しません。気持ちのままに動くので、エクスプレッシブに入れました。
細かいことは考えず、気合でその場を乗り切るところは、16タイプならESFPと見ました。
エミアブル:童帝、タンクトップマスター
童帝(エミアブル)
S級ヒーローで、10歳の天才発明家です。自分で作った道具を使って戦います。大人びた話し方をしますが、周りのヒーローと協力して戦うことを大切にし、仲間を立てる場面も多く見られます。人と力を合わせることを選ぶので、エミアブルに入れました。
考えることそのものを楽しみ、新しい道具を生み出すところから、16タイプで考えるとINTPが近そうです。
タンクトップマスター(エミアブル)
S級ヒーローで、タンクトップを着たヒーロー集団「タンクトッパー」のリーダーです。仲間思いで、自分を慕う後輩たちのことを気にかけています。自分の強さを誇るより、仲間との関係を大切にするので、エミアブルに入れました。
仲間を大切にし、面倒を見るところは、ESFJらしいところです。
アナリティカル:キング、駆動騎士
キング(アナリティカル)
S級7位のヒーローで、「地上最強の男」と呼ばれています。けれど、その正体は、ゲームが好きなふつうの青年です。数々の手柄は、偶然そばにいたサイタマが立てたものでした。キングは本当の姿を人に明かさず、怪人を前にしても、無言のまま動かずに相手の出方を見ています。口数が少なく、感情を表に出さないその振る舞いから、アナリティカルに入れました。
自分の心の中で深く悩みながら、大切な友人を思うところから、INFPに近いと考えます。
駆動騎士(アナリティカル)
S級ヒーローで、謎の多いサイボーグです。口数が少なく、本心をほとんど見せません。ジェノスには、裏にある危険について忠告するなど、自分で調べたことをもとに静かに動きます。感情を見せず、考えてから動くので、アナリティカルに入れました。
誰にも明かさない計画を、ひとりで進めているように見えるところは、16タイプならINTJと見ました。
まとめ:最強なのに目立たない人と、最強だと思われている人
表の20人で数えると、ドライバーが6人でいちばん多く、エクスプレッシブとエミアブルが5人ずつでした。個性の強いS級ヒーローたちの中で、タツマキやバングのように、気持ちをむき出しにする人たちがにぎやかに場を動かしています。
そんな中で、ゲーム仲間でもあるサイタマとキングは、どちらも感情を抑える側のタイプでした。違うのは、自分で決めてさっさと動くサイタマがドライバー、動かずに様子を見るキングがアナリティカルという点です。最強なのに誰にも気づかれないサイタマと、最強だと思われているのに本当はふつうの青年のキング。目立たない2人が、ヒーローとは何かを、いちばん静かに問いかけているのかもしれません。


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