キーボードの入力内容をこっそり記録するソフトや装置のこと
簡単な説明
キーロガーってのは、キーボードで打った内容を勝手に記録しちゃうヤバいやつ。
パスワードとか盗まれるかもだから超危険。
変なサイトとかメールは開かないようにしよう！
由来
「Keylogger（キーロガー）」という言葉は、「Key（キー＝キーボードの入力）」と「Logger（記録するもの）」を組み合わせた言葉です。
元々は、プログラムの動作確認やユーザーの入力記録など正当な目的で使われることもありましたが、
現在では多くの場合「スパイウェア」や「マルウェア」として悪用されるケースが目立ちます。
具体的な説明
キーロガーは、ユーザーがパソコンやスマートフォンに入力したキー操作（例えばIDやパスワード、クレジットカード番号など）を秘密裏に記録し、それを外部に送信したり、あとで盗み見たりするためのソフトウェアまたはハードウェアです。
- キーロガーは「ソフトウェア型」と「ハードウェア型」に分かれます。
- ソフトウェア型は、パソコンの中にこっそりインストールされ、OS（オペレーティングシステム）とキーボードのやり取りを横取りして記録します。
- ハードウェア型は、キーボードとパソコンの間に取り付けられる物理的な機器で、入力された情報をそのまま保存します。
たとえば、自宅のパソコンに悪意のあるキーロガーが入っていた場合、あなたがオンラインバンキングに入力したIDやパスワードがそのまま盗まれてしまいます。
例文
「学校のパソコンにキーロガーが入っていたら、みんなのIDやパスワードが盗まれる危険があるよ。」
疑問
Q: キーロガーはどうやってパソコンに入ってしまうのですか？
A: メールの添付ファイルや不正なウェブサイトから自動的にインストールされることが多いです。
Q: ウイルス対策ソフトでキーロガーは防げますか？
A: 一部の高度なキーロガーは回避するため、100％検出できるわけではありません。
Q: スマートフォンにもキーロガーはあるのですか？
A: はい、あります。特にAndroidでは、アプリに不正な権限を与えることで動作するものがあります。
Q: キーロガーに気づく方法はありますか？
A: パソコンの動作が不自然に遅くなる、見覚えのないプロセスが動いているなどの兆候があります。
Q: 自分のパソコンを守るにはどうしたらいいですか？
A: OSやソフトを最新に保つ、信頼できるセキュリティソフトを使う、不審なリンクを開かないことが大切です。
理解度を確認する問題
キーロガーの説明として最も適切なものはどれか。
A. キーボードの入力を記録し、個人情報を盗むために使われることがあるソフトウェア
B. コンピュータにウイルスを感染させるための物理的な装置
C. ファイルを暗号化してデータを保護するソフトウェア
D. ネットワークの通信速度を向上させるためのプログラム
正解：A
関連論文や参考URL
「A Survey of Keylogging Detection Techniques」(2021年, IEEE)
内容：キーロガーの検出方法に関する体系的な分析。
結果：**ユーザー行動の異常検出（User Behavior Analytics）**が最も効果的な手法の一つであるとされました。
解説：従来のシグネチャベース検出では見つからないキーロガーを、ユーザーのタイピングパターンやアプリケーションの使用傾向から発見する技術です。
まとめ
キーロガーはキーボードの入力を記録するソフトや装置です。
パスワードや個人情報が盗まれる危険があり、マルウェアとして悪用されます。
対策にはセキュリティソフトの導入や不審なファイルを開かないことが重要です。
コメント