JANコード

商品を識別するためのバーコードのこと

簡単な説明

JANコードってのは、商品についてる「バーコード」のこと。
どこの国・どの会社・どの商品かってのが、13桁の数字でバッチリわかる仕組み。
レジで「ピッ！」ってすると、商品名も値段もパッと出る便利な番号だよ〜。

由来

JANコードは「Japanese Article Number」の略で、日本で開発された商品識別コードです。1978年に日本で導入され、現在では世界共通のコード「EANコード（International Article Number）」と互換性を持っています。

具体的な説明

JANコードは、スーパーやコンビニの商品についている縞模様のバーコードのことで、商品ごとに違う番号がついています。この番号は主に13桁で構成されていて、商品をレジでピッと読み取ると、このコードから商品名や価格が登録システムに表示される仕組みです。

JANコードの構成は以下のようになっています：

桁	内容
1～3桁目	国コード（日本は通常「45」または「49」）
4～9桁目	メーカーコード（企業ごとに異なる）
10～12桁目	商品コード（その企業内での商品番号）
13桁目	チェックデジット（エラー防止のための検査用数字）

例えば、JANコードが「4901234567894」の場合：

「490」＝日本のコード
「123456」＝メーカーコード
「789」＝そのメーカーの商品番号
「4」＝チェックデジット

JANコードは、国際的なバーコード規格であるGS1規格に基づいており、商品管理・在庫管理・販売データの取得などの自動化に貢献しています。チェックデジットはモジュラス10ウェイト3のアルゴリズムで算出され、入力ミスの検出に利用されます。

例文

「このお菓子のJANコードは『4901234567894』だから、日本の会社が作った商品ってすぐにわかるね！」

疑問

Q: JANコードは全て13桁ですか？

A: ほとんどの商品では13桁ですが、小さいメーカー向けの8桁の短縮版（EAN-8）も存在します。

Q: JANコードが同じ商品でも違う番号になることはありますか？

A: パッケージデザインや内容量が変われば、別の商品とみなされ別のJANコードが付与されます。

Q: JANコードを自分で作れますか？

A: メーカーコードを取得すれば可能ですが、GS1 Japanに登録して正式なコードを発行してもらう必要があります。

Q: JANコードとQRコードの違いは何ですか？

A: JANコードは一次元バーコード、QRコードは二次元コードで、より多くの情報を記録できます。

Q: 海外の商品にもJANコードは使われていますか？

A: 海外ではEANコードとして同じ仕組みが使われており、互換性があります。

Q: JANコードはISOに準拠していますか？

A: はい、JANコードはISO（国際標準化機構）に準拠しています。
具体的には「EANコード（European Article Number）」の日本版であり、ISO/IEC 15420という国際標準に基づいています。JANコードはEANコードと互換性があり、国際的にも通用するバーコードです。