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ネタバレしてますのでまだ読んでいない方はご注意ください。
習慣としてアニメ、マンガ関連のニュースはチェックしてまして、藤本先生の読み切りがすごいと話題になっているのだけは知っていました。
チェンソーマンをまだ読んでいないです。
絵がちょっと苦手と思ってしまってから読み進める気がなくなっていました。
マーケティング関連の仕事柄、資料を作っている時にGoogleトレンドを見ていたら飛び込んできたのが「ルックバック」というキーワード。
なんだろ?と思って検索すると、藤野先生の読み切り漫画のタイトルなんですね。
ニュースは読んでいたのに、チェンソーマンの作者の読み切りがすごいというインプットしかなく、タイトルが頭に入っていなかったです。書いていなかっただけかもしれません。
久しぶりにジャンプ+のアプリを開きました。
私は基本的にコミックで読みたい。そしてできれば完結してから読みたいです。
連載中の続きが気になる感も好きなのですが、基本単細胞バカなので気になりすぎて他のことが手につかなくなって私生活に支障がでてしまうからです。
今回は読み切りだからと気軽な気持ちで読んだら衝撃を受けました。
なんだろ。絵が語りかけてくる。これこそ漫画の醍醐味だと久しぶりに思うと共に、小説を読み終わったような読後感もあります。
なんともいえない不思議な気持ちです。
余韻に浸りつつ巻頭へ戻り、再び読み始めちゃいました。
個人的には、登場人物の感情描写に圧倒されました。絵が苦手とか思ってチェンソーマンを読んでいなかった自分はものすごく損をしていた気分になりました。
弱小ながらアニメ・マンガの登場人物のソーシャルスタイルを考えているブログをしているので、登場人物のソーシャルスタイルを考えてみます。
実際どうだったか?
藤野はエクスプレッシブ?
クラスに1人はいるなんでもできる人気者ポジションです。
勉強ができるかは作中からはわかりませんでしたが、スポーツと絵はできるとクライスメイトに一目を置かれている存在。
本人も自覚していて、注目されることは好きで社交的のように見えます。
先生にも意見を主張しているシーンもあるので現時点ではエクスプレッシブと推測します
現時点ではですが。。
京本はアナリティカル?
不登校の理由はわかりませんが、コンビニ店員との会話もままならないので内向的なスタイル
絵も暇でやることがなかったからはじめたという描写からこれがやりたいんだ!という主張があるわけでもないのでアナリティカルと推測します。
エクスプレッシブとアナリティカルという対角線にいるスタイルがチームを組む物語はジャンプでは珍しいです。
と思ってました。現時点では。。
しかし、2人とも実は違うソーシャルスタイルなのでは?と頭の中をぐるぐる回っているのでまずはなぜ確定できないのかを描きます。
藤野と京本の関係から改めて考える
藤野
自分が勝てないと思い、一度諦めたマンガの執筆を京本に尊敬され認められたことでやってもいない長編読み切りを書いているという見栄を張るところはエクスプレッシブっぽいです。
しかし、最後のシーンでマンガを書くことに対して地味で面倒くさいけどなんで書くの?という問いに京本の笑い顔が描かれています。
プロの漫画家となり不特定多数に読んでもらえる立場になったのであればエクスプレッシブは満足できる状況にあるように思えます。
最後はみんなに喜んでもらいたいとか自分が注目されたいという願望よりも京本が喜ぶ作品を作りたいことが最優先になっています。
この気持ちはエクスプレッシブよりもエミアブルかアナリティカルスタイルなのかもしれないと思えました。
なぜここでアナリティカルが浮上するかというと京本のスタイルがエミアブルかもしれないとおもったからです。
余談ですが、今、アナリティカルな主人公のソーシャルスタイルを作っているのですが支えてくれる人はエミアブルが多いです。
京本がアナリティカルとして藤野のために頑張れるのであれば、藤野は京本に対しての接し方はエミアブルなのではないか?と思った次第です。
京本
大学進学はもっと絵が上手くなるため、絵が上手くなりたいのは藤野のためと陶酔した藤野の役に立ちたい気持ちが藤野に上手く伝わらなかった歯痒さを感じます。
自分の好きな人憧れるひと支えてくれた人に報いたいという気持ちはアナリティカルの原動力になります。
とはいえ、京本は実はエミアブルで人間関係を重んじているスタイルだけどうまく感情表現ができていないだけなのかな?とも思えます。
コンビニ店員と会話ができないほどの低コミュニケーション力ではありますが、藤野に向ける笑顔や発言はソーシャルスタイルの特性の中ではエミアブルが一番近そうです。
そうすると、最終的に2人のソーシャルスタイルはこうなります。
とはいえ、まだ自分としても納得できていないのでもう少し考えて、変化があるようでしたら更新します。
ソーシャルスタイルって面白いコミュニケーション手法だなと思いつつ、誰とコミュニケーションするかでスタイルが変わりますし、その人の根幹は変わらないものの状況や心情によって伝える手段が変化していきますな。
こういったソーシャルスタイルなんだろう?と考えるのはやはり面白いっすね。
最後に
改めて作品を読み返すと、ルックバックというタイトルを付けた背景描写がすごいです。
- 漫画家といえば背中
- 人の背中をみている誰か
- 過去を振り返るという意味
他にもあるのかもしれないけど作中に描かれている内容を集約した言葉がタイトルになってますね。
なぜにルックバック?特にインパクトのあるネーミングでもないし、もっと引きのあるタイトルの方がよとか思いながら読んでいた自分が恥ずかしいです。
読後にタイトルの深さに感銘しました。まさにタイトルのお手本!
他の考察ブログを読むといろんな伏線が張ってあるですね。それを読むだけでも面白いです。
なぜか、ツバサが読みたくなって図書館で借りて読んでいます。
ちなみに、ちょっと古いマンガは図書館で借りるのがおすすめです。
地域によると思いますが、私の地区では10巻で1冊扱いにしてくれます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回があれば、親目線でみるルックバックについても考えてみます。
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